英検4級・5級の違いを徹底解説!小学生はどっちから受けるのがおすすめ?

基礎知識
こんな人向けの記事です
  • うちの子、英語が好きだからいきなり4級でも大丈夫かな
  • 5級は簡単すぎるって聞くけど、どう違うんだろう


「英検ってどんな順番で受けるのがいいの?」「4級と5級のレベル差を知りたいけど、実際どのくらいなのか分からない」

こんなふうに感じている保護者の方、多いと思います。
英検は5級からスタートするのが一般的ですが、英語を先取りしている小学生の中には「最初から4級でもいいかな」と迷うケースも少なくありません。

この記事では、英検5級と4級の違いを整理しながら、
「小学生ならどっちを受けるのが合っているのか」を現実的な視点で考えていきます。

英検5級と4級の違いをまず整理しておこう

英検は5級から1級までありますが、4級と5級の差は意外と大きいです。
出題形式はほぼ同じですが、使われる語彙や文法のレベル、リスニングのスピードが一気に上がります。

英検5級の特徴

  • 中学1年生の前半レベル
  • 出題範囲はbe動詞、一般動詞、疑問詞などの基本文法
  • 短い会話や単語理解を問う問題が中心
  • 単語数の目安:600〜700語
  • リスニングは短文が多く、内容も身近(家族・学校・動物など)

英検4級の特徴

  • 中学2年生レベル
  • 現在進行形、過去形、助動詞(can、mustなど)が出題
  • 文が長く、会話も少し複雑
  • 単語数の目安:1,300〜1,500語
  • リスニングでは文全体を聞いて答える問題が増える

つまり、4級は5級の倍近い語彙量と理解力が求められる試験。
5級が「英語の基礎理解」なら、4級は「英語を使って理解する」段階といえます。

英検5級と4級の試験構成を比較してみよう

両方の試験はリーディングとリスニングで構成され、時間配分や出題形式も似ています。
ただし、4級のほうが文章が長く、設問も一段階深い内容です。

試験時間と構成の違い

区分英検5級英検4級
リーディング約25問約35問
リスニング約25問約30問
試験時間約40分約50分
合格点の目安約419点(60%前後)約622点(60%前後)
合格率約80〜85%約70〜75%

数字で見ると、4級は試験時間も問題数も増え、内容も一歩進んだ印象です。
特にリーディングでは、文の長さと設問の理解力がカギになります。

小学生が受けるならどっちがいい?年齢別の目安

では実際、小学生のうちにどちらを受けるのがいいのでしょうか。
英語学習の経験や学校・家庭での英語環境によっても異なりますが、目安として次のように考えると分かりやすいです。

小学1〜3年生:英検5級がちょうどいい

英語を習い始めたばかりの子は、まず5級からの受験が安心です。
基本単語や会話フレーズを中心に出題されるので、「英語が読める・聞ける」感覚をつかむことができます。
5級は合格率も高く、自信をつける最初のステップとして最適です。

小学4〜6年生:英語に慣れているなら4級もあり

英語塾やオンライン英会話を続けている子、英語絵本やアニメが理解できる子なら、4級から受けても問題ありません。
ただし、文法の理解(過去形・助動詞など)がある程度できているかが判断のポイント。
最初に過去問を一度解いてみて、5割以上取れれば4級スタートも現実的です。

4級を先に受けるメリット・デメリット

「せっかくだから4級から受けさせたい」という家庭も多いと思います。
ただ、実際にはメリットとデメリットの両方があります。

メリット

  • 早い段階で英語力のレベルアップを実感できる
  • 高学年で英検3級(中学卒業レベル)を目指しやすくなる
  • 英語学習のモチベーションが上がる

デメリット

  • 単語量と文法が一気に増えてつまずく可能性
  • 「難しい」と感じて英語が嫌いになるリスクも
  • リスニングのスピードが速く、慣れていない子には厳しい

4級はやりがいがありますが、「受かる」よりも「楽しめる」ことを優先したほうが結果的に長続きします。
その意味でも、5級で英語に慣れてから4級にステップアップする方が安心です。

英検5級から始めると、どんなメリットがある?

英検5級は英語の入り口として設計されている試験です。
内容がやさしい分、合格体験を通して子どもの自信が育つという大きなメリットがあります。

英語学習では、「分かる」「聞き取れる」「言える」感覚を積み重ねることがとても大切。
5級はまさにその成功体験を得やすいレベルです。

また、英検5級に合格した後は、次の4級への学習がスムーズに進みます。
文法や単語が重複している部分も多く、5級で基礎ができていれば4級の勉強時間を短縮できるのも魅力です。

実際の合格率・難易度から見るおすすめの順番

英検の合格率データをもとに見ると、
5級の合格率は約80%、4級は約70%。
つまり、10人中2〜3人は落ちる試験でもあります。

英語の基礎がまだ定着していない小学生がいきなり4級を受けると、
「単語がわからない」「文が長くて読むのがつらい」という壁にぶつかりやすいのが現実。

段階を踏んで5級から受けたほうが、

  • 試験形式に慣れる
  • リスニングに自信をつけられる
  • 合格体験で次のステップに前向きになれる

という流れがつくれます。
英検は資格というより、学習のモチベーションを上げるツールとして使うのがおすすめです。

英検4級・5級の勉強法の違い

英検4級と5級では、必要な勉強内容も少し変わってきます。

英検5級対策のポイント

  • リスニングを毎日10分聞く
  • よく出る単語600語を中心に覚える
  • 過去問を2〜3回解いて出題形式をつかむ

英検4級対策のポイント

  • 文法を整理(現在形・過去形・助動詞など)
  • 長文読解に慣れる練習をする
  • 会話文を使って英語の流れを理解する

5級は「耳と目を慣らす」練習、4級は「文を理解して読む」練習が中心になります。
どちらも、過去問と音声を使う学習が合格への最短ルートです。

まとめ

5級は英語に親しむステップ、4級は英語を使いこなすステップ。
英語が初めての小学生には、やはり5級から始めるのが安心です。

合格体験を通じて「英語って楽しい」「もっとできるようになりたい」と感じられれば、
自然と次の級へと進むエネルギーが生まれます。

焦らず、子どものペースでステップアップを。
英検はゴールではなく、英語を自分の言葉にしていくための大切なプロセスです。