インド系インターナショナルスクールをご存知でしょうか。近年ではインド系インターナショナルスクールの開校が相次いでいます。そこで、今回はインド系インターナショナルスクールをご紹介します。また、各スクールの詳細と特徴についても徹底解説します。ぜひご覧ください。
はじめに
インターナショナルスクールを調べるときに必ず出てくる「インド系」という単語。他のインターナショナルスクールとどこが違うのでしょうか?
インド系?他のインターナショナルスクールと何が違うの?
インド系のインターナショナルスクールはどこにあるの?
そんな方向けに今回は、インド系インターナショナルスクールについて紹介します。
まずはスクールの特徴を一覧にまとめてみました。
所在地 | 学校名 | ホームページ | 対象年齢 |
江東区 千石 | インディア インターナショナルスクール イン ジャパン | https://iisjapan.com/ | ✔幼稚園 ✔小学生 ✔中学生 ✔高校生 |
江戸川区 清新町 (清新町キャンパス) 江戸川区 西葛西 (西葛西キャンパス) 江戸川区 東葛西 (東葛西キャンパス) 江戸川区 北葛西 (北葛西キャンパス) | グローバル・インディアン・インターナショナルスクール 東京 | https://ja.tokyo.globalindianschool.org/ | ✔幼稚園 ✔小学生 ✔中学生 ✔高校生 |
インド系インターナショナルスクール
インド系インターナショナルスクールの詳しい解説はこちらをご覧ください。
インド系のインターナショナルスクールは近年急増しており、江東区、江戸川区だけでなく、東京23区外をはじめ様々な場所に広がりつつあります。この背景には、増加する在日インド人コミュニティと、グローバル教育への需要があります。
歴史的な背景も影響し、多くのインド系インターナショナルスクールはイギリスの国際認定機関を中心としたカリキュラムを採用しています。そのため、卒業生はイギリスの卒業資格を手に入れることが多く、インド、アメリカだけでなく、イギリスと関係が深い国への進学も盛んです。
そのため、卒業後はインド、アメリカだけでなく、イギリスと関係が深い国への進学も多いです。
インド系インターナショナルスクールのカリキュラム
インド系インディアンインターナショナルスクールの教育の特色として、以下のような点が挙げられます。
- 数学、コンピューターサイエンス、外国語における幅広い内容
- 言語教育の多様性(ヒンディー語、タミル語、フランス語、日本語、ネパール語など6つの言語)
- STEM教育とロボティクスを含む先進的な学習プログラム
数学、コンピューターサイエンス、外国語のそれぞれの科目が幅広い内容を教えており、言語の授業でヒンディー語、タミル語、フランス語、日本語、ネパール語の6つ言語を学ぶスクールもあります。
インド系インターナショナルスクールのカリキュラムは、IB(国際バカロレア)DP(ディプロマ プログラム)などだけでなく、高度なインドの教育カリキュラムを日本で受けられることが大きな特徴です。特に、数学、コンピューターサイエンス、外国語などの科目が、哲学的アプローチを通じて教授されます。
東京にあるインド
西葛西は2000年ごろから、インド出身の人々が集まるようになり、「リトルインディア(小さなインド)」と呼ばれるまでに成長しました。世界各国で活躍するインド出身者のコミュニティは、中国に次ぐ規模を持ち、教育への高い関心と投資で知られています。
世界の各国でインド出身の人々は活躍しており、中国に次いでコミュニティを形成しています。インドのコミュニティでは英語、STEM教育、ロボティクスなどを交えた先進的な教育が行われており、これらをインド系インターナショナルでも学ぶことができます。
これらのインド系インターナショナルスクールは、単なる教育機関を超えて、グローバル社会で活躍できる人材を育成する重要な役割を果たしています。多言語、多文化、そして最先端の教育アプローチを通じて、生徒たちに広い視野と深い知識を提供しています。
インド系インターナショナルスクールに通うメリット・デメリット
インド系インターナショナルスクールのメリット
インド系インターナショナルスクールに通うメリットは、以下の3点があげられます。
- 学費が安い
- 英語、STEM教育、ロボティクスなどを交えた先進的な教育
- グローバル社会で活躍できる人材教育を受けられる
学費が安い
インド系のインターナショナルスクールは、欧米のスクールと比較して学費が安いのが大きな特徴です。そのため、手頃な価格で質の高い教育を受けることが可能です。
英語、STEM教育、ロボティクスなどを交えた先進的な教育
インド系スクールでは、英語教育を中心に、STEM(科学・技術・工学・数学)教育やロボティクスといった現代的で実践的なカリキュラムが取り入れられています。このような教育内容は、急速に変化する現代社会で必要とされるスキルを身につけるのに役立ちます。
グローバル社会で活躍できる人材教育を受けられる
インドはカースト制度や格差の歴史を持つ社会であり、激しい格差のなかで活躍する人材を育成する教育が重視されています。そのため、インド系スクールの教育には、論理的思考力や問題解決能力を養うプログラムが含まれています。また、インド出身者は世界中で活躍しているケースが多く、その背景にはこうした教育の成果があるとされています。
インド系の活躍している有名人
インドは日本の何倍も格差が激しく、世界中であらゆる分野のトップにインド出身者がいます。
- イギリス:リシ・スナク イギリス首相 インド系で初めての首相
- アメリカ:スンダー・ピチャイ Googleの親会社、アルファベットのCEO
サティア・ナデラ MicrosoftのCEO
シャンタヌ・ナライエン Adobe SystemsのCEO
アルヴィンド・クリシュナ IBMの会長兼CEO
アジャイ・バンガ Master CardのCEO
ラクスマン・ナラシムハン スターバックスコーヒーのCEO - フランス:リーナ・ネイル シャネルのCEO
インド系の有名人はインドの伝統的な競争のなかでやり抜く教育を受けています。
インド系インターナショナルスクールのデメリット
インド系インターナショナルスクールに通うデメリットとして、以下の3つがあげられます。
- インド訛りの英語になる
- 日本のしつけが身につかない
- 日本語が勉強不足になる
インド訛りの英語になる
インド系のインターナショナルスクールはインド系の教師や生徒が多く環境で英語を学びます。この環境により、標準的な英語発音とは異なるインド訛りの英語を身につけてしまう可能性があります。グローバル社会において、明瞭な国際的に通用する英語コミュニケーション能力が求められる中、特定の訛りは就職や国際的な学術活動では不利に働く可能性があります。
日本のしつけが身につかない
インド系のインターナショナルスクールでは、日本のマナーを学ぶことが少ない傾向にあり、身につかない場合が多いです。
インド系のインターナショナルスクールでは、日本の文化的な文脈におけるきめ細かなマナーや社会的な所作を学ぶ機会が限定的です。日本独自の礼儀作法、対人関係における配慮、集団での振る舞いなど、日本社会で重視される繊細な社会規範を十分に理解し、身につけることが難しくなります。将来、日本社会で円滑に生活するのであれば、キャリアを築く上で、これらの素養は非常に重要です。
日本語が勉強不足になる
インド系インターナショナルスクールは英語で学ぶことが基本なので、日本語学習が十分に行われない可能性があります。結果として日本語能力の課題が生じる可能性があります。
これら3つのデメリットは絶対的なものではなく、適切に補うことで軽減可能できます。なので、各家庭や生徒に合ったスクールを選択することが重要です。
India International School in Japan(インディア インターナショナルスクール イン ジャパン)
インディア インターナショナルスクール イン ジャパン(India International School in Japan)

【所在地】 | 江東区 千石 3-1-4 |
【対象】 | 幼、小、中、高 |
【時間】 | お問い合わせください |
【生徒数】 | お問い合わせください |
【教師:生徒比率】 | お問い合わせください |
【募集時期】 | 随時(詳細はお問い合わせください) |
【料金】 | 料金の詳細はこちらをご確認ください。 |
【補足情報】 | スクールバスによる送迎あり |
【お問い合わせ・HP】 | 〒135-0015 東京都江東区千石3-1-4 (03) 5875-5435 / 080-3505-2247 ホームページ:https://iisjapan.com/ お問い合わせ:https://iisjapan.com/contact/ |
インディア インターナショナルスクール イン ジャパンは、2004年に設立された、江東区千石に所在するインターナショナルスクールです。
8年生までは、言語の授業でヒンディー語、タミル語、フランス語、日本語、ネパール語も学ぶそうです。9年生からは、第二言語科目として学ぶそうです。
日本語も学ぶことができ、日本語でのコミュニケーションも身につけることができ安心ですね。
その他、体育や音楽、美術といった授業も充実しており、実際に体験をする学びも期待できます。
国内では、京都大学、名古屋大学、東北大学など、外国では、インド、アメリカ、オーストリア、カナダなど、国内外問わず名門大学への進学実績があります。
また、スクールバスによる送迎や、幼稚園生と小学1年生の学童保育も設けています。
東麻布から木場方面、有明や西葛西方面。台東区や清新町など東京の東側を中心に様々な方面にスクールバスが運行されています。
スクールバスがあることで保護者は安心して子供を送り出すことができ、お迎えに行く時間の余裕がない時も便利でしょう。
インディア インターナショナルスクール イン ジャパンの学費
幼稚園 | 入学時の徴収 入学金 20,000円 制服 15,000円 保険料 5,000円 年度ごとに徴収 授業料 600,000円 教材費 10,000円 |
1年生~8年生 | 入学時の徴収 入学金 20,000円 制服 20,000円 移行書類 20,000円 保険料 5,000円 年度ごとに徴収 授業料 600,000円 教材費 10,000円 |
9年生 | 入学時の徴収 入学金 20,000円 制服 10,000円 移行書類 20,000円 保険料 5,000円 年度ごとに徴収 授業料 600,000円 教材費 15,000円 |
10年生~12年生 | 入学時の徴収 入学金 20,000円 制服 お問い合わせください 移行書類 20,000円 保険料 5,000円 年度ごとに徴収 授業料 1,200,000円 教材費 10,000円 受験料 30,000円 (10年生、12年生のみ) サイエンスラボ料金 50,000円 (11年生、12年生のみ) |
インディア インターナショナルスクール イン ジャパンの学費は、他のインターナショナルスクールと比較して安いです。
幼稚園~9年生まで、授業料が60万円で優れた国際教育を受けることができ、経済的な負担を軽減できます。
安い学費でインターナショナルスクールに通うことができるため、他の習い事にも通うことができます。学費が安い分、スクール以外の選択肢も広げることができます。
また、留学資金も貯めることができるため、将来の選択肢を広げることができるでしょう。
料金の詳細はこちらをご確認ください。
インディア インターナショナルスクール イン ジャパンをオススメするポイント!
インディア インターナショナルスクール イン ジャパンは、国の指定を受けたインターナショナルスクールのため、高い質の教育が受けられるでしょう。
インディア インターナショナルスクールは文部科学省指定インターナショナルスクールで、一部学割なども認められているそうです。クラブ活動も充実しており、学生新聞、ディベート、STEM、ヴェーダ数学もあるそうです。
高校生では国際バカロレアに対応したIB候補校となっており、入学後も教育の質が高くなっていくことが期待できますね。
また、幼稚園ではモンテッソーリ教育法を採用しており、自主性のある学びや、共同でのコミュニケーションなど幅広い学びを得ることができます。
学割が受けられるのは嬉しいですよね!
通学定期券、学割を知りたい方は、こちらをご確認ください。
Global Indian International School – Tokyo(グローバル・インディアン・インターナショナルスクール 東京)
グローバル・インディアン・インターナショナルスクール 東京(Global Indian International School – Tokyo)

【所在地】 | 江戸川区 清新町 2-10-1(清新町キャンパス) 江戸川区 西葛西 8-3-13(西葛西キャンパス) 江戸川区 東葛西 9-3-6(東葛西キャンパス) 江戸川区 北葛西 2-10-20(北葛西キャンパス) |
【対象】 | 幼、小、中、高 |
【時間】 | 午前9時~午後3時30分 |
【生徒数】 | お問い合わせください |
【教師:生徒比率】 | お問い合わせください |
【募集時期】 | お問い合わせください |
【料金】 | こちらをご確認ください |
【補足情報】 | スクールバスによる送迎あり |
【お問い合わせ・HP】 | 清新町キャンパス 〒1340087 東京都江戸川区清新町 2-10-1 (+81) (0)80-3609-1648 (+81) (0)3-5696-7141 西葛西キャンパス 〒1340088 東京都江戸川区西葛西 8-3-13 (+81) (0)80-3609-1648 (+81) (0)3-5696-7141 東葛西キャンパス 〒134-0084 東京都江戸川区東葛西 9-3-6 (+81) (0)80-3609-1648 (+81) (0)3-5696-7141 北葛西キャンパス 〒134-0081 東京都江戸川区北葛西 2-20 (+81) (0)80-3609-1648 (+81) (0)3-5696-7141 ホームページ:https://tokyo.globalindianschool.org/ お問い合わせ:https://ja.tokyo.globalindianschool.org/admissions/enquiry-form |
グローバル・インディアン・インターナショナルスクール 東京は、2006年に設立された、江戸川区に所在するインターナショナルスクールです。東京都でトップクラスのインターナショナルスクールで、江戸川区の葛西を中心に4つのキャンパスがあります。
幼少期の教育では、モンテッソーリ教育に高い実績を持ち都内でも有数のモンテッソーリ教育を受けることができます。EAL(放課後英語)も実施おり、母国語を英語としていない生徒でも安心ですね。
スクールバスで送迎サービスを行っており、東は千葉方面から西は世田谷区や港区方面までが対象です。葛西周辺や江戸川区周辺にも豊富に運行されているため、共働きなどで帰りが遅くなる場合や、朝早くの送りが難しい場合などにも大変役立つサービスでしょう。
日本国内だけでなく、シンガポール、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ドイツ、香港、オランダ、スイスの大学に進学実績があります。外国の大学への進学実績が多いです。
【X(旧Twitter)】https://twitter.com/giistokyojapan
【instagram】https://www.instagram.com/giistokyo/?igshid=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D
【Facebook】https://www.facebook.com/GIIS.Tokyo/
【Youtube】https://www.youtube.com/channel/UCtO84dM5u2cWnq2m_p-FO8w/videos
グローバル・インディアン・インターナショナルスクール 東京の学費
ナーサリースクール | 年度授業料 年度1回限り、返金不可 25,000円 授業料 学期(4か月)ごと 288,636円 設備使用料 学期(4か月)ごと 35,208円 |
ジュニア キンターガーテン シニア キンターガーテン | 年度授業料 年度1回限り、返金不可 25,000円 授業料 学期(4か月)ごと 319,344円 設備使用料 学期(4か月)ごと 35,208円 |
KG3 | 年度授業料 年度1回限り、返金不可 25,000円 授業料 学期(4か月)ごと 319,344円 設備使用料 学期(4か月)ごと 35,208円 |
グローバル インディアン・インターナショナルスクールは、プログラムによって金額は変わりますが、授業料が他のインターナショナルスクールと比較して安いです。
年間約100万円で優れた国際教育を受けることができ、経済的な負担を軽減できます。
安い学費でインターナショナルスクールに通うことができるため、他の習い事にも通うことができます。学費が安い分、スクール以外の選択肢も広げることができます。
また、留学資金も貯めることができるため、将来の選択肢を広げることができるでしょう。
料金の詳細につきましては、こちらをご確認ください。
グローバル・インディアン・インターナショナルスクール 東京をオススメするポイント!
グローバル・インディア・インターナショナルスクール 東京をオススメするポイントは、複数の国際認定を受けている点です。
IB(国際バカロレア)PYP、DPだけでなく、CBSE、ケンブリッジ・ロウアー・セカンダリー・プログラム(CLSP)、ケンブリッジ 国際中等教育 修了一般資格(IGCSE)のカリキュラムに認定されています。
IGCSEは、イギリスの義務教育修了資格です。世界中の大学が受験資格として認めているので、様々な国へ進学することができます。
生徒が自身でカリキュラムを選択でき、国際的に認められたカリキュラム(国際バカロレア、ケンブリッジ、CBSE)を提供していることが大きな特徴です。
学習意欲や向上心の高い生徒にとって、恵まれた機会が多数提供されるこの上ない環境と言えるでしょう。
こうした環境に幼い頃から身を置くことで、真にグローバルな視点を身につけることが期待できます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はインド系インターナショナルスクールを3選紹介しました。
同じ認定スクールでも、それぞれカリキュラムに違いがありますので、迷った際はぜひ問い合わせてみると良いでしょう。
子供たちの成長にとって大切な選択であるスクール選び。異文化の交流、多様性の理解、国際的な視野の拡充は、彼らの未来において貴重な経験となるでしょう。これからのスクールライフが、充実した学びと素晴らしい出会いに溢れ、子供たちの未来が輝くものとなることを心よりお祈りしています。