幼児英語教育を始める前に!ママが知っておくべき7つのポイント

基礎知識
こんな人向けの記事です
  • 子どもに英語を教えたいけどどうすればいいかな、、?
  • 英語教育のメリットは何かな、、?

「うちの子にも、そろそろ英語を始めたほうがいいのかな?」

そのように感じる親御さん、ママは、年々増えてきています。
SNSでも「○歳から英語始めました!」っていう投稿を見かけること、ありますよね。
でも、焦る必要はまったくありません。
英語教育は“早ければいい”よりも、“子どもに合ったやり方”が大切。

この記事では、これから英語教育を考えるママに向けて、始める前に知っておくと安心できる7つのポイントをお届けします。
英語教育のメリットや選び方もまじえながら、ゆるっと読んでみてくださいね。

ママが知っておくべき7つのポイント

幼児英語教育を行う際にママさんが知っておくべき7つのポイントをここではご紹介します!

  • 英語は「早く始めたほうがいい」って本当?
  • 英語力よりも「環境」が大切
  • 「発音」や「文法」は気にしすぎなくてOK
  • 親が英語できなくても全然大丈夫
  • 英語の絵本・動画・アプリはどう使う?
  • 教室やスクール、どう選ぶ?
  • 「英語=楽しい!」と思える経験を

それぞれご紹介していきます!

英語は「早く始めたほうがいい」って本当?

結論から言えば、幼児期の英語教育は、耳の力=“リスニングの臨界期”を活かすチャンスです。
特に0〜6歳の間は、「音の違い」を聞き分ける能力が非常に高く、日本語にはない“LとRの発音”なども自然に識別できると言われています。
これは“臨界期仮説”と呼ばれ、言語の習得においては幼児期が最も適しているという研究に基づいています。

ただし、早く始めることで大切なのは、焦って詰め込むのではなく、子どものペースに合わせることです。
「何かを覚えさせなきゃ」と思うのではなく、英語の音に楽しくふれて、「知ってる!」「言えた!」という気持ちを引き出すことが、長く続けられる英語力につながっていきます。

英語力よりも「環境」が大切

実は、英語習得において一番大きな差を生むのが“継続時間”と“ふれる頻度”だとされています。
週1の英会話教室よりも、毎日10分でも英語にふれる時間がある方が、習得スピードは圧倒的に早くなります。

特に幼児期は、反復によって“音”や“表現”を自然に覚えていく時期です。
家庭だけでこの環境をつくるのは難しいことも多いですが、最近ではネイティブ講師が常駐し、日常生活で英語にふれられるプリスクールやインターナショナルスクールも増えています。

たとえば、朝の会で英語の歌を歌う、絵本を英語で読む、遊びの中で自然に先生が英語を話す。
こうした日常的な“英語のシャワー”は、子どもにとって無理なく英語を受け入れる下地になっていきます。

「発音」や「文法」は気にしすぎなくてOK

日本人が英語の発音で苦戦しやすいのは、LとR、BとV、Thの発音などが日本語に存在しないからであす。
でも、これも幼児期なら耳と口のトレーニングで自然に身につく可能性が高いとされています。

また、文法についても最初から正確に話す必要はなく、“型”や“リズム”で覚えることの方が大切になります。
たとえば「What’s your name?」というフレーズは、意味よりも“音”として記憶され、日常会話で繰り返すうちに自然と意味も理解されていきます。

研究によると、子どもは“正しい英語”を教えられるより、間違いを自然と修正していく力を持っていると言われており、まずは「口に出す」「聞き取る」経験を重ねることが最優先です。

親が英語できなくても全然大丈夫

文部科学省の調査によると、家庭で英語を使える親の割合はそれほど高くありません。
でも、英語にふれさせている家庭は増加傾向にあり、その多くが“親も一緒に学ぶ姿勢”を大事にしているのが特徴です。

大切なのは「教えられるか」ではなく、「一緒に楽しめるか」。
子どもにとって、“ママが一緒に絵本を読んでくれた”“知らない単語にびっくりしてた”という記憶が、英語をポジティブに感じるきっかけになります。

さらに、親のサポートに不安がある場合は、英語を日常で使える環境を用意することで、親の負担も減り、子どもも自然に英語を吸収していけます。
英語力より、“寄り添い力”があれば大丈夫です。

英語の絵本・動画・アプリはどう使う?

デジタルツールは便利ですが、「見せっぱなし」になってしまうと逆効果になることもあります。
効果的に使うには、以下のような工夫がポイントです。

  • 絵本:いっしょに読みながらリアクションをとる(例:「What’s this?」と聞いてあげる)
  • 動画:観たあとに「どんなお話だった?」と質問してみる
  • アプリ:覚えた単語を家の中で実際に使ってみる(例:色、動物、数字)

また、同じ動画を何度も繰り返して観ることで、音の定着が高まるというデータもあります。
大事なのは、“道具として使う”ことではなく、“一緒に使って会話が生まれるか”です。

教室やスクール、どう選ぶ?

習い事としての英語と、「生活の中に英語がある環境」では、言語の入り方がまったく異なります。
特に幼児期は、「覚える」より「慣れる」が最優先なので、遊びや日常会話の中で英語が使われている環境が理想的です。

最近は、英語だけでなくSTEM教育やアートなどを英語で学べる幼児スクールも増えており、「英語を学ぶ」のではなく「英語を使って学ぶ」スタイルが主流になりつつあります。

こうした環境では、英語が単なる“教科”ではなく、子どもたちにとって「伝えるための手段」として定着しやすいという研究結果もあります。

「英語=楽しい!」と思える経験を

言語習得の専門家たちは、「モチベーションが高い子ほど、長期的に英語力が伸びやすい」と口を揃えます。
それを幼児期でつくるには、“褒められた”“伝わった”“できた”という小さな成功体験を積み重ねることがとても大事になります。

たとえば、「Appleって言えた!」「Helloって返してくれた!」
そんな些細な一言が、子どもにとっては大きな自信につながります。
この時期のポジティブな記憶は、「英語って楽しい」というイメージを長く持ち続ける土台になります。

英語教育って、なにか“頑張らなければいけないもの”に見えがちですが、
本当は「ふれること」から始まって、「好きになること」がゴールかもしれません。

最近では、日常の中に英語がある園や、ネイティブの先生と自然に関われるスクールも増えてきています。
子どもが「英語、好きかも」と思えるきっかけをつくれる場所、探してみてもいいかもしれません。