CIS認定のインターナショナルスクールをご存知でしょうか。近年ではCIS認定インターナショナルスクールの開校が相次いでいます。そこで、今回はCIS認定インターナショナルスクールをご紹介します。また、各スクールの詳細と特徴についても徹底解説します。ぜひご覧ください。
はじめに
インターナショナルスクールを調べるときに必ず出てくる「CIS」という単語。CISとは何なのでしょうか?
CISってなに? プログラムを実施している認定スクールはどこにあるの?
CISに加えて、他の機関の認定を受けているスクールもあるの?
そんな方向けに今回は、CIS認定のインターナショナルスクールについて徹底紹介します。
CIS(インターナショナルスクール会議)

CISとは、インターナショナルスクール会議(Council of International Schools)の略称です。教育カリキュラムについてもCISと呼ばれることがあります。
イギリスに本部があり、世界的な資格として有用され、CIS認定校で12年の課程を修了した18歳以上の者には、日本の高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められています。
CISの特徴として、学校認定を行っています。学校の運営方法(ガバナンス)や、教育方法、カリキュラムや教職員の資格(教育免許)、会計や財務状況など学校全体を項目に従って確認し、学校そのものを認定するのです。
CISは、認定学校としてふさわしい教育を実施できているか評価し、認定する機関なのです。
他の国際認定の詳細につきましては、以下の記事をご覧ください。
CIS(インターナショナルスクール会議)のカリキュラム
CIS(インターナショナルスクール会議)のカリキュラムの大きな特徴として、「グローバル市民と異文化・多様な環境で学び、国際教育を通じて社会的責任のあるリーダーシップの育成」があります。
このカリキュラムを達成するため、「世界市民権」、「多様性、公平性、反人種差別による包括性」、「異文化学習」の3つの柱が存在します。
世界市民権
CIS メンバーは、環境、経済、社会の持続可能性など、個人的、地域的、地球規模で重要な原則に関連する、状況に即した意欲的な目標を自己決定することにより、グローバル シティズンシップの実践を強化することが奨励されています。
多様性、公平性、反人種差別による包括性
CIS メンバーは、年齢、障害、神経多様性、社会的地位、経済的地位、言語、性別、人種、宗教、民族性、性的指向などを考慮し、コミュニティ メンバーを尊重することで、すべての人の文化的背景とアイデンティティを認識し、考慮することが奨励されています。
異文化学習
CIS メンバーは、異文化理解と能力、文化内外のコミュニケーション、紛争解決、コラボレーションなどの知識、スキル、態度の習得に焦点を当てた適応的なプロセスとして、異文化学習を育成することが奨励されています。
CIS メンバーは、これら 3 つの相互に関連する戦略的成長分野を任意に組み合わせて取り組む際に、リソースや活動にアクセスできます。
CISホームページより
CIS認定スクールは、これらを前提にグローバル市民のマインドを持った学生の育成と質の高い国際教育の継続的な提供をしています。
CIS認定校一覧
認定校はこちらをご覧ください。
CIS(インターナショナルスクール会議)認定スクールが優れている点
CIS(インターナショナルスクール会議)は学校に対しての認証です。
これは、教育内容はある程度裁量がスクールに委ねられており、独自のカリキュラムも認められます。
なので、スクール独自のカリキュラムを重視するのであればCIS認定スクールが良いでしょう。
また、イギリスの機関による認定なので、進学先がイギリスの学校の場合は他の認定より有利でしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はCIS認定スクールを3選紹介しました。
同じ認定スクールでも、それぞれに違いがありますので、迷った際はぜひ問い合わせてみると良いでしょう。
子供たちの成長にとって大切な選択であるスクール選び。異文化の交流、多様性の理解、国際的な視野の拡充は、彼らの未来において貴重な経験となるでしょう。これからのスクールライフが、充実した学びと素晴らしい出会いに溢れ、子供たちの未来が輝くものとなることを心よりお祈りしています。