中学英語が急に難しくなる理由とは?つまずきやすいポイントを解説

基礎知識
こんな人向けの記事です
  • 小学生のときは英語わりと楽しかったのに、、
  • 中学に入ったら急についていけなくなった、、、

「単語も文法も一気に増えて頭が追いつかない」「自分だけできてない気がして不安になる」

中学生で英語につまずいているとき、こんな気持ちになる人は本当に多いです。
テストの点が下がったり、授業中に先生の説明が分からなくなったりすると、英語そのものが苦手なんじゃないかと思ってしまいますよね。

でも実は、中学英語が急に難しく感じるのは、あなただけの問題ではありません。
多くの中学生が、同じタイミングで同じようにつまずいています。

この先では、小学生の英語と中学生の英語が何がどう違うのか、なぜ急に難しく感じるのかを、できるだけ分かりやすく整理していきます。
英語が苦手になった理由が分かるだけでも、気持ちはかなり軽くなるはずです。

小学生の英語と中学生の英語はそもそも別

中学英語でつまずく理由を考える前に、まず知っておいてほしいのは、小学生の英語と中学生の英語は、目的そのものが違うということです。
同じ英語という名前がついていますが、中身はかなり変わります。

この違いを知らないまま中学に入ると、ギャップに驚いてしまうのも無理はありません。

小学生の英語は慣れることが目的だった

小学生の英語は、英語に親しむことが一番の目的です。
正しい文法や正解かどうかよりも、英語を聞いて、まねして、声に出すことが重視されていました。

多少間違っていても問題にされないことが多く、楽しさが優先されます。
英語の歌やゲーム、簡単な会話が中心で、評価もあまり厳しくありません。

そのため、英語が得意だと感じていた人も多いと思います。

中学生の英語は理解と正確さが求められる

一方で、中学英語は教科としての英語になります。
テストで点数がつき、成績に反映され、正解と不正解がはっきり分かれます。

英語を楽しむよりも、理解して使えるかどうかが重視されるようになります。
この切り替わりが、急に難しく感じる一つ目の理由です。

中学英語が難しくなる一番の理由は文法

中学英語で多くの人がつまずく最大のポイントは、文法です。
小学生のときにはあまり意識しなくてよかったルールが、一気に増えます。

ここが分からなくなると、単語を覚えても文章が読めなくなります。

文法の量が一気に増える

中学1年生では、be動詞、一般動詞、疑問文、否定文、三単現など、短期間で多くの文法を学びます。
1年間で扱う文法の量は、小学生時代とは比べものになりません。

しかも、それぞれがつながっています。
一つ分からないまま次に進むと、後から全部分からなくなったように感じてしまいます。

これが、急に英語が難しくなったと感じる大きな原因です。

日本語にない考え方に戸惑う

英語の文法は、日本語と考え方が違う部分が多いです。
主語を必ず置く、語順が決まっている、時制を形で表すなど、日本語ではあまり意識しないことを求められます。

この違いに慣れるまで、頭が混乱するのは自然なことです。
できないのではなく、まだ慣れていないだけ、という場合も多いです。

単語の量と覚え方も一気に変わる

中学英語では、文法だけでなく、単語の扱いも変わります。
ここで戸惑う人も少なくありません。

覚える単語数が急に増える

中学3年間で学ぶ英単語は、およそ1,600〜1,800語と言われています。
小学生のときに触れていた単語数と比べると、一気に増えます。

しかも、テストでは正確な意味やつづりを求められます。
なんとなく分かる、では点数につながらなくなります。

覚え方が暗記寄りになる

小学生のころは、会話や活動の中で自然に覚えていた単語も、中学では暗記が中心になります。
書いて覚える、テストで確認する、という形が増えるため、負担に感じやすくなります。

この変化についていけないと、英語が苦手だと感じやすくなります。

読む・書く力が一気に求められる

中学英語では、聞く・話すだけでなく、読む・書く力が一気に重要になります。
ここも、小学生時代との大きな違いです。

長い英文が突然出てくる

中学に入ると、教科書の英文が一気に長くなります。
最初は短かった文章が、気づいたら数行続くようになります。

文法や単語が分からない状態で長文を読むのは、とても大変です。
途中で意味が分からなくなり、読むのが嫌になることもあります。

書くことへのハードルが上がる

英作文では、正しい文法と単語を使って文章を書く必要があります。
話せば通じる、という感覚が通用しなくなり、難しさを感じる人も多いです。

中学英語でつまずくのは自然なこと

ここまで見てきたように、中学英語が難しく感じる理由は、内容が一気に変わるからです。
英語が苦手になったのではなく、求められるものが変わっただけ、という場合がほとんどです。

このことを知っているだけでも、少し気持ちが楽になる人は多いです。

中学英語はなぜ人によって差がつきやすいのか

中学英語が難しく感じる理由は、内容が変わるからだけではありません。
実は、中学に入ってから英語の理解度に差がつきやすくなる構造そのものにも原因があります。

同じ授業を受けていても、ある時期から急に分かる人と分からなくなる人がはっきり分かれていく。
これは、英語に限らず中学の勉強全体に見られる現象ですが、英語は特に影響が出やすい教科です。

積み上げ型の教科だから戻りづらい

英語は、一つ一つがつながっている教科です。
be動詞が分からないまま一般動詞に進むと、疑問文や否定文も分からなくなります。

一度つまずくと、その後の内容が雪だるま式に分からなくなりやすいのが英語の特徴です。
しかも、授業は待ってくれません。分からないままでも、次の単元に進んでいきます。

その結果、どこから分からなくなったのか分からない、という状態になりやすくなります。

小さな分からないが放置されやすい

中学生になると、先生も一人一人の理解度を細かく確認することが難しくなります。
小学校のように、ゆっくり確認しながら進む時間は少なくなります。

分からないままでも、なんとなく授業が進んでしまう。
その小さな分からないが積み重なることで、気づいたときには大きな壁になっていることも多いです。

つまずきやすいタイミングには特徴がある

中学英語でつまずくタイミングは、人によって違うように見えて、実はよく似ています。
多くの中学生が、同じポイントで苦しくなります。

中学1年の後半で急に難しくなる

中学1年の前半は、英語ができると感じている人も少なくありません。
be動詞や簡単な文なら、なんとかついていけるからです。

でも、後半に入ると、一般動詞、三単現、疑問文、否定文が一気に出てきます。
ここで理解が追いつかなくなる人が増えます。

最初は小さな違和感だったものが、テストで結果として出始めるのもこの時期です。

中学2年で一気に負担が増える

中学2年になると、過去形、不定詞、動名詞、比較など、文の形が一気に複雑になります。
単語も抽象的なものが増え、意味をイメージしにくくなります。

ここで、英語が完全に苦手だと感じてしまう人も少なくありません。
でも、この時点で苦しくなるのは、珍しいことではありません。

英語が難しく感じたときの向き合い方

英語が急に難しく感じたとき、一番大切なのは、自分を責めすぎないことです。
できなくなったのではなく、環境と内容が変わっただけ、という視点を持つことが助けになります。

分からなくなった場所を探す

まずやってほしいのは、どこから分からなくなったのかを探すことです。
最近の内容だけでなく、少し前の単元まで戻ってみると、意外なところに原因が見つかることがあります。

英語は戻ることが恥ずかしい教科ではありません。
むしろ、戻ることで一気に楽になることも多いです。

完璧を目指さない

すべてを完璧に理解しようとすると、英語はとても重く感じます。
まずは、文の形がなんとなく分かる、意味の大まかな流れがつかめる、という段階を目指しても大丈夫です。

少し分かるが積み重なることで、英語への苦手意識は薄れていきます。

英語が苦手でも取り戻せる理由

中学英語でつまずいたからといって、この先ずっと英語が苦手なままということはありません。
英語は、やり直しがきく教科です。

理由はシンプルで、仕組みがはっきりしているからです。
文法も語順も、ルールが決まっています。

分からなかった理由が分かれば、少しずつでも理解は戻ってきます。
今つまずいていることは、将来の失敗を決めるものではありません。

中学英語が難しく感じるのは成長している証拠

最後に、ひとつ覚えておいてほしいことがあります。
中学英語が難しく感じるのは、あなたが成長している証拠でもあります。

求められるレベルが上がり、考えることが増えたからこそ、簡単ではなくなっています。
それは、できなくなったのではなく、次の段階に進んだということです。

焦らず、比べすぎず、自分のペースで。
英語は、理解できた瞬間に世界が少し変わる教科です。

中学英語の難しさを知ることが最初の一歩

中学英語で急に難しく感じる理由が分かると、少し見え方が変わってきます。
理由が分からない不安が、一番つらいからです。

今感じているつまずきは、多くの中学生が通る道です。
一人で悩まず、少しずつ整理しながら向き合っていけば大丈夫です。

英語は、時間をかけて慣れていく教科です。
今日より明日、少し分かるようになる。その積み重ねを大切にしてください。