【早期教育の最前線】モンテッソーリ vs. 探究型学習!インターナショナルスクールの教育メソッド比較

基礎知識
こんな人向けの記事です
  • モンテッソーリ教育と探求型学習の違いってなんだろう?
  • うちの子にあう教育方法が知りたい!

「どの教育法がうちの子に合うんだろう…」そんな迷い、ありませんか?インターナショナルスクールを検討する親御さんの間で、よく耳にするのが「モンテッソーリ教育」と「探究型学習」というキーワード。でも実際、違いが分かりづらく、選び方に悩む方も多いのが現実です。

最近は、子どもの個性を尊重し、主体性や探究心を育てる教育メソッドが世界中で注目されています。今回は、モンテッソーリと探究型学習、それぞれの特徴と違いを具体的に解説していきます。

そもそもインターナショナルスクールとは??

インターナショナルスクールとは主に外国人や親の転勤などで日本に来たばかりの日本語を喋ることができない学生を対象にしている学校です。

国際的なカリキュラムや教育方針を採用し、国際的な環境で学ぶことができるため、近年では日本人だけど通わせたいと考える親も増えてきています。それに伴い外国籍の子どもだけでなく、日本人でも入学できる学校も増加しています。

インターナショナルスクールの特徴

インターナショナルスクールにはどのような特徴があるのでしょうか?

大きな特徴を3つ挙げます。

  • 日常生活が英語
  • さまざまな国籍の子どもたちがいる
  • 高額な学費

インターナショナルスクールでは授業を含めた日常生活の全てが英語で話されます。

幼少期の頃から、「使える英語」に触れることで、英語力だけでなくコミュニケーション能力も養うことができます。

また、インターナショナルスクールには欧米諸国やアジア諸国、オーストラリアなどさまざまな国から子どもが集まります。

そのため、多様性の感性や国際感覚を身につけることができます。そのような感性を幼少期のうちから身につけることで、グローバルな人材として成長が期待できるでしょう。

学費が高額なのも、インターナショナルスクールの大きな特徴の一つです。

一般的に学費の相場は150万円〜300万円と言われています。

小学校・中学校・高校ともにインターナショナルスクールの学費が日本の公立校・私立校を上回っています。

そのため、インターナショナルスクールへの入学を検討する際は学費がいくらかかるのかも要チェックポイントです。

モンテッソーリ教育のポイントと魅力

モンテッソーリ教育の核は「子ども自身が選択し、自分の意思で行動すること」です。大人が一方的に決めるのではなく、子どもの意思を尊重することで、自信や自立心がしっかり育ちます。この経験が将来の問題解決力や主体性につながります。

モンテッソーリ教育のポイントと魅力を解説します。

  • 専用の教具を使い、子どもが自分の興味やペースで活動を選べる
  • 異年齢混合クラスで自然な社会性や思いやりが育つ
  • 先生は必要最小限のサポートを行い、子どもの自主性を尊重
  • 日常生活の活動(掃除や食事準備など)を通じて実践的な力が身につく

専用の教具を使い、子どもが自分の興味やペースで活動を選べる

室には、色や形、大きさ、数の概念など、発達段階に合わせた教具が整えられています。子どもは自ら興味を持ったものを選び、繰り返し取り組むことで「わかった!できた!」という達成感を重ね、学びへの意欲を高めていきます。

異年齢混合クラスで自然な社会性や思いやりが育つ

年上の子が年下の子をサポートし、年下の子は年上の子を見て学ぶ、という相互作用があります。これにより、助け合いやリーダーシップ、思いやりといった社会性が、自然な形で育まれます。

先生は必要最小限のサポートを行い、子どもの自主性を尊重

大人は子どもを「教え込む」のではなく、環境を整え、必要なときだけ優しく声をかけます。この関わり方が、子どもの「やりたい」「自分でできた」という成功体験を増やし、自信につながります。

日常生活の活動(掃除や食事準備など)を通じて実践的な力が身につく

モンテッソーリ教育では、生活の中での動作も大切な学びの一部と考えています。自分で食事を準備したり、掃除をしたりすることで、実践的な生活力と「自分のことは自分でできる」という自己肯定感が育ちます。

この教育法は、コツコツ型・内向的な子にとっても安心して学べる環境を提供します。一人でじっくり取り組むことで、集中力や粘り強さが自然に身につくのです。

探究型学習のポイントと魅力

探究型学習は子どもの純粋な好奇心や疑問を大切にし、それを出発点として学びを深めます。このプロセスが「自分で考える力」を育て、学ぶ楽しさを実感させてくれます。

以下探究型学習のポイントと魅力を解説します。

  • グループ活動やディスカッションを中心に学びを深める
  • 教室の外でのフィールドワークや実社会との結びつきを重視
  • 先生は子どもの思考を引き出す問いかけ役として関わる
  • 課題解決力、協働力、表現力、コミュニケーション力を育てる

グループ活動やディスカッションを中心に学びを深める

他の子どもたちと意見交換をする中で、自分の考えを表現し、相手の意見を受け入れる柔軟性が育ちます。協働作業を通じて「一人ではできないことも、仲間となら乗り越えられる」という成功体験が積み重なります。

教室の外でのフィールドワークや実社会との結びつきを重視

学校の中だけでなく、地域や社会、自然の中で学びを実践することで、机上の学びがリアルな体験とつながり、深い理解や興味関心につながります。学びが「生活の一部」として根づくのが特徴です。

先生は子どもの思考を引き出す問いかけ役として関わる

子どもに考えさせることを重視し、ヒントや問いかけを通して思考を促します。「答えを教える」のではなく、「気づきをサポートする」ことで、子ども自身の考える力を最大限引き出します。

課題解決力、協働力、表現力、コミュニケーション力を育てる

チームでの学びを通じて、現代社会で必要とされる力が総合的に育ちます。自分の考えを言葉にし、相手に伝え、問題に向き合い、共に乗り越える経験は、実社会につながる大きな力になります。

探究型学習は、仲間と一緒に学ぶことが好きな子、積極的に考えやアイデアを出したい子にぴったりのスタイルです。実社会や地域とのつながりを持ちながら、グローバルな視点と主体性が育まれます。