「幼児に英語を教えたいけど時間がない!」忙しいママパパ向け時短学習法

基礎知識
こんな人向けの記事です
  • 子どもに英語を教えたいけど時間がない、、
  • 効率よく英語を教育する方法はないかな?

忙しい毎日の中で、「幼児期に英語を始めさせたいけれど時間が取れない」と感じる親御さんは多いでしょう。ですが、一日わずか5分の学習でも積み重ねれば効果は期待できます。語学習得は短期間では難しく、いかにコツコツと毎日続けられるかが重要だとされています​。

また、親が英語を流暢に話せなくても大丈夫です。工夫次第で、親子一緒に楽しみながら英語に親しむことができます。

1日5分でできる幼児向け英語学習法

忙しくても取り入れやすい、1日5分の英語学習法を4つ紹介します。 日常のルーティンに英語を組み込むことで、特別な準備をしなくても自然に英語に触れる時間を作れます。

  • 朝のルーティンに英語を取り入れる
  • 遊びの中に英語を組み込む
  • おやつや食事の時間を英語学習タイムに
  • 寝る前に英語の絵本やお話を聞く

朝のルーティンに英語を取り入れる

朝の支度の中で手軽に英語に触れてみましょう。例えば、起きたときの第一声を「Good morning!」と言ってみます。これだけでも一日の始まりに英語のシャワーを浴びる良いきっかけになります。

歯磨きや着替えのタイミングでも、「Brush your teeth(歯を磨こう)」「Put on your shirt(シャツを着よう)」など簡単な英語フレーズを親子で使ってみてください。

最初は意味が分からなくても問題ありません。毎日聞くうちに音になれ、自然と理解が深まっていきます。忙しい朝でも、歯磨きの間や朝食前の5分間で英語の歌を一曲流すだけでも効果的です。楽しいリズムの英語の歌で目覚めることで、子どもも機嫌良く一日をスタートできるでしょう。

遊びの中に英語を組み込む

遊びながら英語に触れることで、子どもは楽しみながら言葉を身につけていきます。 おもちゃで遊ぶときに、その名前を英語で言ってみるところから始めてみましょう。「car(くるま)」「dog(いぬ)」といった具合に、遊びの中で自然と英単語を発音してみるのです。

最初は親が発音し、子どもがまねして言えたらしっかり褒めてあげます。慣れてきたら、かくれんぼや積み木遊びなどに英語の要素を取り入れてみます。

例えば、かくれんぼでは見つけたときに「Found you!(見つけたよ!)」、積み木遊びでは「one, two, three…」と数えながら積むだけでも立派な英語の時間になります。

さらに、カラフルなアルファベットカードや動物カードなどを使って単語あてゲームをするのも効果的です。「Appleはどれかな?」とカードを見せながら問いかけ、子どもが正しいカードを選べたら一緒に発音してみましょう。ゲーム感覚で行うことで、子どもは英語遊びに夢中になり、自発的に単語を覚えていきます。

おやつや食事の時間を英語学習タイムに

おやつや食事の時間も、少し工夫すれば英語に親しめる時間に変わります。

例えば、いただきますの代わりに「Let’s eat!」 と声をかけてみましょう。「牛乳ちょうだい」はMilk, please、「おいしいね」は It’s yummy. というように、食卓で出てくるものの名前や簡単な感想を英語で言ってみます。日常的な言葉ほど繰り返し使うので、子どもも覚えやすいでしょう。

最初は親が「これはappleだね」と日本語で補足してあげても構いません。だんだんと言わなくても子どもが理解できるようになります。さらに、おやつを食べる5分程度の間に英語の動画を見るのもおすすめです。 YouTubeなどには幼児向けの英語童謡やアニメの短い動画がたくさんあります。画面を見せすぎない範囲で、「一緒に英語のアニメを見てみようか」と誘ってみてください。

映像と言葉が結びつくことで理解が深まり、発音も身まねで吸収しやすくなります。「すべての言葉を日本語に訳して教えなきゃ」と構える必要はありません。子どもは映像の文脈や繰り返しでだいたいの意味を感じ取りますし、英語の音に慣れること自体が大切です。

寝る前に英語の絵本やお話を聞く

一日の締めくくりに、親子で英語の絵本を楽しむ時間を作りましょう。 寝る前の読み聞かせを週に何回か英語の絵本に置き換えてみます。

お気に入りの絵本の英語版があればベストですが、難しければ音声付きの英語絵本や英語オーディオブックを活用する方法もあります。親の発音に自信がなくても、音声を流しながら一緒にページをめくれば大丈夫です。

子どもは物語の内容がわからなくても、英語の音のリズムやイントネーションを心地よく感じとってくれます。実際に英語教育の現場でも、すべて理解させようとするより英語のリズムに慣れさせることが大切だと言われています​。

絵本の後には「今日も楽しかったね。Good night!」と声をかけて一緒に眠りにつきましょう。また、寝つく前の数分間、やさしい英語の子守唄やヒーリング音楽を小さな音量で流すとリラックス効果があります。「英語の音=心地よい」という印象で一日を終えることで、翌日もまた英語を聞きたくなるかもしれません。

親が英語を話せなくてもできるサポート法

英語が苦手な親御さんでも、以下のような工夫で子どもの英語学習を支援できます。

  • 英語の動画やアプリを活用する
  • 音声付き絵本や英語の歌CDを使う
  • 子どもと一緒に学ぶ姿勢を見せる

それぞれ解説します。

英語の動画やアプリを活用する

ネイティブの発音や表現に触れられる良質な幼児向け動画や学習アプリを積極的に利用しましょう。アルファベットや単語を楽しく覚えられるゲームアプリ、童謡の動画など、視覚と音で学べる教材は親の負担も少なく効果的です。

音声付き絵本や英語の歌CDを使う

市販の英語絵本の中には読み上げ音声が付いたものがあります。また英語の歌CDやストリーミングを流せば、正しい発音やリズムを子どもに聞かせることができます。絵本や音楽を通じて日常に英語を取り入れることで、子どもには自然に言葉が染み込んでいきます​

子どもと一緒に学ぶ姿勢を見せる

親自身も「この単語は何て意味かな?調べてみよう!」といった具合に、一緒に楽しみながら学ぶ姿勢を見せましょう。子どもは親の熱心さを感じ取ります。わからない言葉が出てきたら無理に訳さず、親子で一緒に調べて「そうなんだね!」と共有するだけでもOKです。そのように親も一緒に楽しむことで、子どもも安心して英語に挑戦できます​

忙しい毎日でも、1日5分なら無理なく英語の時間を作ることができます。朝・遊び・食事・寝る前という日常のスキマ時間に英語を取り入れる工夫次第で、親子ともにストレスなく続けられるはずです。お子さんと一緒に楽しめる5分英語習慣をぜひ今日から始めてみてください。