「英語力を身につけて国際的なコミュニケーションをとれるようになりたい!」「英語を学びさまざまな文化に触れてみたい!」と考える方は近年増加傾向にあります。
しかし、どのような勉強方法が効果的なのか、勉強することで得ることができるメリットは何かわからない方も多いでしょう。
今回は英語学習の効果的な方法、学ぶことで得ることができるメリットなどを中心に解説していきます。
現在の英語教育

従来の英語教育では、単語や文法を覚えることが中心でした。そのため、コミュニケーション能力やスピーキング能力、リスニング能力を養うことができず、「使える英語」を学ぶことができませんでした。
そうした課題を解決するために、2020年の教育改革により、小学校からの英語教育が強化され、中学校、高校での指導もこれに準じた内容に変化しています。
変化の大きな特徴として、小学3年生以上の英語の授業が必修化されました。
他にも「話す」「聞く」といった実践的なスキルの習得に焦点を当てることで、生徒が実際のコミュニケーション場面で英語を活用できる能力を育てることを目的に教育が行われています。
また、従来の文法や単語の暗記という勉強法から脱却し、アクティブラーニング(学生参加型授業)を通じて生徒自身が積極的に学び、使う機会を増やすような教育スタイルが取り入れられています。これにより、生徒はより実用的で「使える英語」を学ぶことが期待されています。
英語学習で得ることができるメリット

では、英語を学ぶことのメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
- 世界中の人とコミュニケーションをとることができる
- 得られる情報量が増える
- 就職や転職に有利になる
- 映画やドラマなど海外のコンテンツも楽しめる
それぞれ解説していきます。
世界中の人とコミュニケーションをとることができる
英語は、国際的な共通言語として広く使われており、世界中のさまざまな国や文化の人々とコミュニケーションを取るための重要なツールです。英語を学ぶことで、世界中さまざまな人々とつながることができます。そうすることで、ビジネス、旅行など、多くの場面で大きな利点を得ることができるでしょう。
また、英語を話せることで、異なる国籍の友だちを作りやすくなります。共通の言語を持つことで、文化や価値観の違いを超えた人間関係を築くことができるようになるでしょう。ソーシャルメディアやオンラインコミュニティでも、英語を使って交流することで、世界中の人々とつながることができます。
得られる情報量が増える
英語を学ぶことで、得られる情報量が大幅に増加します。例えば、多くの学術論文や研究資料には英語が用いられており、最新の科学的発見や技術情報に迅速にアクセスすることができるようになるでしょう。
また、国際的なニュースや多様な視点からの情報を得ることができるため、物事を多角的に理解することもできるようになるでしょう。
さらに、英語を学ぶことで、異なる文化の理解が深まり、国際交流が促進されるでしょう。
英語圏の文化や価値観に触れることで、異なる背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションが取れるようになり、多文化環境に適応する力が高まり、グローバルな視野が広がるのです。
就職や転職に有利になる
英語が話せると、グローバル企業への就職機会が広がります。多くの外資企業では、業務上のコミュニケーションや書類作成に英語が必須です。英語力があると、これらの企業での採用率が高くなり、キャリアの選択肢が増えます。
また、英語力は、他の就活生や転職しようとしている人との差をつけるのに役立つ重要なスキルです。
多くの企業で英語力が求められており、英語を話せることは大きな強みになります。特に専門的な技術や知識を持っている場合、英語ができることで、応募できる求人の幅がより広がるでしょう。
映画やドラマなど海外のコンテンツも楽しめる
英語を理解することで、映画やドラマを字幕なしで楽しむことができます。これは、オリジナルのセリフや表現をそのまま理解できるため、より深く、楽しく作品を味わうことができるからです。
翻訳では伝わりにくいニュアンスやジョークをそのまま理解できるため、作品の魅力を最大限に感じることができるようになります。
そして、英語の映画やドラマを観ることは、リスニングスキルや発音の向上にもつながります。ネイティブスピーカーの自然な会話を聞くことで、英語の音や発音に慣れることができます。
また、セリフを真似ることで発音練習にもなり、ネイティブのような英語力が身につきます。楽しみながら学べるため、学習のモチベーションも高まるでしょう。
効果的な楽しい勉強方法

最後は、効果的な英語の学習方法について解説していきます。
- 日記を書いてみる
- 日常生活から英語で物事を捉えてみる
- 好きな映画やドラマを使って学習する
それぞれ解説していきます。
日記を書いてみる
英語学習の効果的な方法として、日記を書くことが挙げられます。この方法は、語彙力や表現力を増やしたい時に役に立ちます。
日記を書くことを毎日の習慣にすることで、英語で考え、書く能力が自然と身につきます。初めは短い文章から始め、徐々に長い文章を書くようにするのがポイントです。
例えば、その日の出来事や感じたことをシンプルな英語で記録するだけでも効果が見られるでしょう。
日記を書く際には、新しい単語やフレーズを積極的に使うように心がけると良いです。これにより、実際に使える語彙が増え、記憶にも定着しやすくなります。書いた内容を見直し、辞書を使って適切な表現を調べることで、語彙力がさらに磨かれるでしょう。
また、英語の日記を書くことで、文法や文章構成の練習もできます。自分の文章を読み返し、文法のミスや不自然な表現を修正することで、正確な英語力が身につきます。また、慣れてきたら段落の構成や論理的な展開を意識することで、ライティングスキル全般が向上します。
日記を書くことは、日常の出来事や感情を英語で表現する練習もできます。多様な表現方法を試し、自分の感情や考えを的確に伝えるスキルが養われます。これにより、コミュニケーション能力も向上し、英語での自己表現がスムーズになるでしょう。
日常生活から英語で物事を捉えてみる
英語学習の効果的な方法の一つに、日常生活から英語で物事を捉えてみることがあります。
まず、身の回りにある物を英語で考えることから始めます。例えば、家の中にある家具や日用品、道端の看板や店の名前など、目に入るものすべてを英語でどう言うか考えてみます。これにより、単語のボキャブラリーが自然に増えます。
他にも、日常生活の中で、できるだけ多くの場面で英語で考える習慣をつけることが大切です。例えば、買い物リストを英語で作成したり、料理の手順を英語で思い浮かべたりすることで、英語を使う機会が増え、自然と上達していくでしょう。
また、日常生活でよく使うフレーズやイディオムを覚えておくと、英語でのコミュニケーションがスムーズになります。例えば、「I’m running late(遅れそう)」や「It’s up to you(君次第)」など、簡単でよく使われる表現を日常の中で意識的に使ってみましょう。
好きな映画やドラマを使って学習する
上記でも述べたとおり、好きな映画やドラマを使って学習する方法は英語学習を効果的に進める方法の一つです。
映画やドラマは、ネイティブスピーカーの自然な会話が含まれているため、リスニングスキルの向上に役立ちます。様々なアクセントやスピードの英語を聞くことで、実際のコミュニケーションに必要なリスニング能力が鍛えられます。そして繰り返し視聴することで、耳が英語の音に慣れ、リスニング力が向上します。
また、映画やドラマを通じて、新しい単語やフレーズを学ぶことができます。特に、日常会話で使われる自然な表現を覚えるのに適しています。字幕を利用して、新しい語彙やフレーズを確認し、ノートに書き留めるなどの復習をすることで、語彙力が向上します。また、シーンごとに学んだフレーズを実際に使ってみることで、記憶に定着しやすくなるでしょう。
映画やドラマのセリフを真似して発音練習をすることも効果的です。ネイティブスピーカーの発音やイントネーションを真似することで、自分の発音が改善されます。好きなセリフを繰り返し練習し、自分の発音を録音して比較することで、より正確な発音を身につけることもできるでしょう。
学生であればインターナショナルスクールという手も!

上記では英語を楽しく学ぶ方法を紹介しました。
その中で英語を学びたいと思っている方が小学校・中学校入学前の方はインターナショナルスクールへの入学を検討してみてもいいでしょう。
インターナショナルスクールとはもともと、日本に住んでいる外国籍の子どものために作られたスクールです。
ですが、最近ではインターナショナルスクールでは国際的なカリキュラムや教育方針を採用し、多角的な環境で学ぶことができるとして、日本人だけど通わせたいと考える親も増えてきています。
それに伴い外国籍の子どもだけでなく、日本人でも入学できる学校も増加しています。
そしてインターナショナルスクールでは授業を含めた日常生活のすべてが英語で話されます。
こうした環境下にいることで、自然と英語が身につき、ネイティブのような英語を話せるようになるでしょう。
本気で英語をネイティブのように喋れるようになりたいと考える方、またはお子さんは一度インターナショナルスクールへの入学を検討してみてもいいでしょう。