沖縄インターナショナルスクール(OIS)を解説!沖縄唯一のIB一貫校の学費・評判まとめ

こんな人向けの記事です
  • 沖縄にインターナショナルスクールってたくさんあるけど、どこが一番まともなの?
  • OISってIBが取れるって聞いたけど、学費はどのくらいかかるの?

「バイリンガル教育って言ってるけど、英語と日本語のバランスは実際どうなの?」 「那覇と南城にキャンパスがあるって聞いたけど、どっちに通わせるべきか迷っている」

こういった疑問を持っている方に向けて、今回はオキナワインターナショナルスクール(通称OIS)を徹底解説します。

OISは2003年の設立以来、「日本人のアイデンティティを大切にしながら本当の意味での国際教育を」というコンセプトを掲げてきた沖縄唯一のIB一貫校です。幼保から高等部まで一貫してIBのPYP・MYP・DPを学べる学校は沖縄にOISだけ。2019年に南城市の新校舎へ移転し、2020年には高等部(沖縄国際学院高等専修学校)が開校。さらに2025年12月には創立23周年を迎え、着実に進化してきた学校です。

この記事では、OISの学費・2キャンパス体制の仕組み・IB一貫教育の内容・英語力の具体的な指標・最新トピック・保護者のリアルな声・沖縄の他インターとの比較まで、スクール選びに本当に役立つ情報を詰め込みました。


OIS(オキナワインターナショナルスクール)ってどんな学校?

OISを他の沖縄のインターと明確に分けるポイントがあります。それは「沖縄で唯一、PYP・MYP・DPのIB三認定を持つ学校」という事実です。

沖縄には在日米軍基地を背景にアメリカン系インターが多数あり、沖縄クリスチャンスクールインターナショナル(OCSI)のようにWASCとACSI認定を持つ老舗校もあります。しかしIBのPYP(初等)・MYP(中等)・DP(ディプロマ)をすべて揃え、幼保から高校卒業まで一貫して国際バカロレア教育を受けられる学校は、OIS以外には存在しません。さらに、英語だけでなく日本語も重視した「バイリンガル教育」という独自の設計も、英語漬けのアメリカン系インターとは全く異なるアプローチです。

OISを設立した背景には、「当時の沖縄にはアメリカンスクールはあったが、日本人のアイデンティティを育てながら国際教育を受けられる本当のインターがなかった」という問題意識がありました。2003年に幼稚部として出発し、2006年に小学部、2012年に中学部と段階的に拡充。2011年には沖縄で初めてIBのPYPを導入し、2016年にMYP認定、2020年に高等部(沖縄国際学院高等専修学校)開校とDPコースへと発展しました。

基本情報まとめ

項目内容
正式名称オキナワインターナショナルスクール(Okinawa International School)
那覇キャンパス沖縄県那覇市壺川2-13-26 4F(保育部・幼稚部)
南城キャンパス沖縄県南城市玉城富里143(小学部・中学部・高等部)
設立2003年(幼稚部)
対象保育部(2歳)〜高等部(高校卒業相当)
IB認定PYP(小学部)・MYP(中学部)・DP(高等部)
授業言語英語+日本語(バイリンガル)
ICT幼稚部年長以上に全員iPadを提供、小学部ではコーディング授業あり
公式サイトhttps://ois.ac.jp

OISには2つの独立したキャンパスがあり、役割が明確に分かれています。那覇キャンパスは2歳〜5歳の保育・幼稚部、南城キャンパスは小学部(Grade 1〜5)・中学部(Grade 6〜9)・高等部(Grade 10〜)という構成です。どちらのキャンパスで学んでも、カリキュラムはOIS全体でつながっています。


学費はいくら?沖縄の他インターとの比較

OISの学費は、沖縄のインターの中では「IBカリキュラムを提供するスクールとしては相対的に適正」な水準に位置しています。小学部(Grade 1相当)の年間授業料の目安は約116万円。入学金・施設費・教材費などを含めた実質的な年間費用はこれを上回ります。

沖縄の主要インターの学費感を並べると、IBカリキュラムを採用しているスクールは年間150万円前後が相場で、OCSI(沖縄クリスチャンスクールインターナショナル)が約90〜96万円、アメリカンスクール系が約81万円といった水準です。OISの116万円はIBを提供する学校としてはむしろ良心的なポジションです。

授業料以外にかかる費用

授業料に加えて、施設費・教材費・教育充実費などが別途発生します。幼稚部・保育部の年間費用については認可外保育施設として幼児教育無償化の対象になるケースがあるため、3〜5歳のお子さんを持つ家庭は手続きによって一部補助が受けられます。詳細な費用構成は年度によって変わる可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトまたは直接OISへ確認してください。

なお、東京や大阪・神戸の主要インターが年間200〜300万円台を超えるのと比べると、「沖縄移住+OISでIB教育」というルートは、トータルコストで見た際に現実的な選択肢になることがわかります。近年「教育移住」として本土から沖縄へ家族で移住する家庭が増えているのも、この費用の差が背景にあります。


カリキュラムの特徴──バイリンガル×IB×ICT教育の三本柱

OISの教育を理解するうえで欠かせないのが「バイリンガル教育」という軸です。ほとんどのインターが「英語だけで教育する」という方針を取る中で、OISは英語力と日本語力を「均等に伸ばす」という設計を徹底しています。これが設立時のコンセプト「日本人のアイデンティティを確立させながら国際人を育てる」に直結しています。

OISのカリキュラムは大きく3つの柱で構成されており、それぞれが有機的に連動しています。以下で各学部の内容と特徴を見ていきましょう。

幼保・幼稚部(那覇キャンパス):2歳から始まる探究と自立

保育部(2歳)・幼稚部(3〜5歳)の拠点は那覇キャンパスです。「全ての学習者が真理の探究者となるべく、学習者自ら課題を見出し、考え、行動し、社会へより良い変革をもたらすことを志高く掲げるグローバルエリートを育てる」というOISのビジョンは、この最初の段階から始まります。

保育部では身の回りのことを自分でできる「自立心の芽生え」を大切にしながら、英語と日本語の両方に触れる環境が整えられています。幼稚部ではIBの理念に沿った探究的な遊びと学習が融合した活動が展開され、2012年から幼稚部年長以上の全員にiPadが提供されるという先進的なICT環境が整備されています。

小学部・中学部(南城キャンパス):IB PYP/MYP×バイリンガル指標付きの学習

小学部・中学部は南城キャンパスで学びます。OISが他と一線を画すのが、英語力の進捗に具体的な指標を設けていることです。小学3年生で英検3級レベル、4〜5年生で準2級、5〜6年生で2級、中学生で準1級という取得目標が設定されており、5〜6年生でバイリンガルに到達することを目指しています。この「英検という日本人に馴染みのある指標で英語力を可視化する」というアプローチは、保護者が子どもの成長を実感しやすい仕組みです。

日本語教育も手厚く、小学1年生から「日本文学と日本語」を分けて教え、論理構成に基づいた「日本語の4技能」を高める授業を継続します。中学部では社会(日本語)・国語・言語習得の授業以外はすべて英語で学ぶ構成で、日英バイリンガルが実践レベルで機能し始める学年段階です。

チームティーチングも採用されており、外国人教師と日本人教師が協働して授業や教材開発を行う体制が整っています。単に外国人教師に英語で教わるのではなく、日本人教師と外国人教師がチームとして授業を設計する点がOIS独自の強みです。

ICT教育では2018年から小学部にコーディング(プログラミング)クラスを導入。論理的思考力とICTスキルを組み合わせた授業は、AI時代の子どもたちに必要な力を先取りして育てています。

高等部・沖縄国際学院高等専修学校(南城キャンパス):2つのコースと寄宿舎

2020年4月に開校した高等部は、南城キャンパスの沖縄国際学院高等専修学校として運営されています。2つのコースが設けられており、国際バカロレア(IB)コースと国際リベラルアーツ(ILA)コースから選択できます。

IBコースでは国際バカロレアのDPプログラムを履修し、卒業時に高等学校卒業者と同様の大学入学資格が付与されます。国内大学への進学も海外大学への進学もどちらも可能です。ILAコースは国際的教養を培うコースで、IBに縛られない学びを選択したい生徒向けの選択肢です。

注目すべきは寄宿舎(寮)の完備です。「本土からも入学希望が増えそう」という声が複数あるように、寮があることで沖縄県外からOISに進学するルートが現実的になっています。国内では寮を持つインターは極めて少なく、HIS(北海道インターナショナルスクール)やハロウ安比などと並ぶ希少な存在です。


最新トピック:OISの今と注目すべき変化

2025年12月:創立23周年を迎えたOIS

OISは2025年12月3日に創立23周年を迎えました。2003年の幼稚部開設から20年以上が経過し、IBの三認定を持つ学校として確固たる実績を積み上げてきた節目の年です。2025年には夏のサマープログラムも実施されており、在校生以外も参加できる形で学校を体験する機会が提供されています。

公立校との連携体制:ダブルスクールへの対応

OISが沖縄のインターの中でも際立つのが、公立小学校とのダブルスクールを希望する家庭への積極的な支援です。インターナショナルスクールに通っていても義務教育期間は公立校にも在籍できますが、実際には公立校の校長の意向で快く受け入れてもらえないケースもあります。OISはお子さんが住む校区の公立校と学校側が連携を取り、成績表も公立校に送付するという体制を整えています。「インターだけでは不安」「日本の学校とも並行させたい」という家庭には心強いサポートです。

教育移住の目的地として注目が高まる沖縄とOIS

「子どもの教育のために沖縄に移住する」という選択をする家庭が増えています。沖縄のインターは本土のインターより学費が安く、気候・自然環境も豊か。特にOISのようにIBカリキュラムと日本語教育の両立が可能なスクールは、「英語も日本語もちゃんと育てたい」という保護者層から強い支持を得ています。近年では大阪・東京から家族で移住してOISに通わせるケースも増えており、本土から問い合わせが来る状況が続いているようです。


口コミ・評判──保護者の声から見えるOISのリアル

さまざまなメディアや保護者ブログ、コミュニティから聞こえてくる声を整理すると、OISへの評価はいくつかの傾向に分かれます。

繰り返し聞かれるポジティブな声

「探究学習が魅力的」という声は多く聞かれます。スクールバスで校外に出て実際に見て触れながら学ぶスタイルや、テーマに沿って調べてまとめて発表するというプロセスを繰り返すことで、「子どもが自分から動く姿勢」が育まれているという実感が保護者から出ています。

「英語と日本語を両方育てられる安心感」という声も多く、特に本土からの移住家庭で「英語力はほしいが日本語も落としたくない」という悩みを持つ保護者が、OISのバイリンガル設計に安心感を見出しているようです。英検という具体的な目標指標があることで「進捗が見えやすい」という評価も出ています。

公立校との連携体制についても「学校が親切にサポートしてくれる」という声が見られます。「インターのせいで公立に通えないという状況を作らない」という方針が保護者の信頼につながっています。

慎重に見る声もある

「探究学習メインなので、いわゆる”お勉強”とは違う」という点を気にする保護者もいます。知識を体系的に詰め込む学習スタイルを求めている家庭には、OISの探究型アプローチが合わない場合もあります。

「南城キャンパスはスクールバスがなく、那覇から毎日通うのは大変」という声も出ています。実際に那覇から毎日通っている子もいると聞きますが、立地的なハードルは検討段階で把握しておく必要があります。また「体育の時間が週1回で校庭もない」という指摘も一部にあり、体を動かす活動を重視したい家庭は事前に確認することをおすすめします。


編集部の一言:OISは「日本人として育てながらIBを取る」唯一の沖縄の選択肢

沖縄にはインターナショナルスクールが多数ありますが、「IBのPYP・MYP・DPを一貫して受けられる学校」という条件に絞ると、選択肢はOIS一択になります。

他の沖縄インターとの比較でいうと、OCSIのような老舗アメリカン系はWASC/ACSI認定で年間90万円台とリーズナブルですが、英語のみの教育で日本語教育は手薄です。アミークスインターナショナルは一条校として文科省の指導要領に準拠しており、日本の大学受験を視野に入れた家庭向きですが、IBは採用していません。

その点OISは「IBで世界標準の教育を受けながら、日本語も英語と同水準で育てる」という設計が独自で、「沖縄でIBを取りたい、かつ日本語力も落としたくない」というニーズに対して唯一答えられる学校です。

ただし「探究型学習が中心で知識の体系的な詰め込みは少ない」「南城キャンパスのアクセス」「体育環境」といった面は実際に見学・体験して確かめることが大切です。OISでは学校説明会とオンライン相談を受け付けており、2026年にはサマープログラムも実施予定です。気になる方はまず一度参加してみることをおすすめします。


おわりに

今回はオキナワインターナショナルスクール(OIS)について、学費・2キャンパスの仕組み・IB三認定の教育内容・バイリンガル教育の具体的な指標・最新トピック・保護者の声・沖縄の他インターとの比較まで一気にまとめました。

「沖縄でIBを取る」「英語と日本語を両方育てる」という2つの条件を同時に満たせるのは、現在沖縄でOISだけです。教育移住を考えている方も、沖縄在住でインターを検討中の方も、まずは公式サイトでの資料請求や説明会への参加から始めてみてください。

皆さんのスクール選びの参考になれば幸いです!