プリスクールから通うと総額はいくら?15年間の教育費を徹底試算

学費
こんな人向けの記事です
  • プリスクールの見学に行ったら、環境が素晴らしくてますます通わせたくなった
  • でも15年って長い。最終的にどれくらいの費用になるんだろう


「小学校からでもいいのかな?それともやっぱり早い方がいい?」「今から家計を整えておくなら、どんな金額を想定しておけば安心?」

そんな疑問を感じたことがある方はきっと多いと思います。
インターナショナルスクールは、英語力だけでなく考える力・自分の意見を表現する力などを伸ばせる魅力的な環境。
でも一方で、通わせ続けるには相応の経済的準備が必要です。

ここでは、プリスクール(幼稚園)3年+インターナショナルスクール(小6・中3・高3)の合計15年間を通した教育費を、
リアルな相場感でシミュレーションしていきます。
また、どこで費用が上がりやすいのか、家庭ごとにどうバランスを取っているのかにも触れていきます。

まず理解しておきたい:インターナショナルスクールの費用構造

インターナショナルスクールの費用は、
授業料だけではなく、施設費・教材費・交通費・ランチ代・行事費などの周辺コストが積み重なって構成されています。

運営はほとんどが私立・独立採算制のため、公的な補助が少なく、学校ごとに金額の差も大きいのが特徴。
ただしどの学校も、子どもの探究心や英語運用力を伸ばすための設備投資や教材更新が頻繁に行われるため、年間費用は比較的高額です。

プリスクール期(幼稚園3年間)にかかる費用

プリスクールは、英語での学びに慣れるための最初のステップ。
英語で歌ったり遊んだりする中で、自然に言語感覚を身につけていく大切な時期です。

年間費用の目安

  • 授業料:90万〜140万円
  • 入学金・登録料:10〜15万円
  • 教材費・施設費:10〜20万円
  • スクールランチ・交通費:10〜15万円

合計で年間120〜180万円前後が目安。
3年間通うとおよそ400〜500万円となります。

プリスクールは半日制・全日制で費用が変わります。
全日制を選ぶと英語環境が安定し、エレメンタリー(小学校)への進学もスムーズです。

エレメンタリースクール期(小学校6年間)の費用

インターナショナルスクールの小学校は、英語で主要科目を学びながら探究・創造の力を育てる時期です。
プレゼンテーションやグループディスカッションの授業も多く、ICT教育も本格化します。

年間費用の目安

  • 授業料:160〜210万円
  • 教材・ICT費用:10〜20万円
  • 給食・交通費:15〜20万円
  • イベント・課外活動費:5〜10万円

合計で年間200万円前後。6年間通うと約1,200万円になります。

この時期は、家庭でも学習支援や送迎などに時間的コストがかかるため、家計全体で見直す家庭が多い時期でもあります。
一方で、英語での論理的思考が育ち始める時期でもあり、費用以上の成長を実感する家庭も多いです。

セカンダリースクール期(中学校3年間)の費用

中学相当のセカンダリースクールでは、科目が専門化し、探究型学習(Inquiry-Based Learning)や社会課題研究が本格化します。
ディベートやリサーチ課題が増え、海外提携校との交流も盛んになります。

年間費用の目安

  • 授業料:200〜240万円
  • 教材・試験関連費:15〜20万円
  • ランチ・交通費:20万円前後
  • 行事・キャンプ・課外費:5〜10万円

合計で年間240万円前後。3年間で約700万円ほどになります。

中学生になると、国内外の学会・プロジェクト・キャンプに参加する機会が増え、その分の出費も上乗せされる傾向があります。

ハイスクール期(高校3年間)の費用

高校課程では、IB(国際バカロレア)やケンブリッジ、アメリカンカリキュラムなど、国際資格取得を目指すプログラムが導入される学校が多くなります。
大学進学に直結するため、試験登録料や海外大学出願費用なども発生します。

年間費用の目安

  • 授業料:220〜270万円
  • 教材・試験料(IB/TOEFL/SATなど):10〜20万円
  • 通学・ランチ・イベント費:20万円前後
  • 海外研修・留学関連費:20〜30万円

年間で約260〜300万円、3年間で約800〜900万円
海外大学を視野に入れると、出願料・受験料などでさらに10〜20万円ほど追加になります。

15年間の教育費総額シミュレーション

それぞれの期間を合計すると、プリスクールから高校卒業までにかかる総費用は以下のようになります。

区分通学年数年間費用(平均)小計(目安)
プリスクール3年約150万円約450万円
エレメンタリー(小学校)6年約200万円約1,200万円
セカンダリー(中学校)3年約230万円約690万円
ハイスクール(高校)3年約270万円約810万円
総額15年間約3,000万円〜3,200万円

もちろん学校によってはこれより安い・高いケースもありますが、
平均的に見て15年間でおよそ3,000万円前後が現実的なラインです。

家計をどう整える?長期的に続けるための考え方

これだけの金額を聞くと、驚く方も多いと思います。
でも、15年間という長いスパンで考えると、1年あたり200万円前後の教育投資ということになります。

家計の中でこの支出をどのように位置づけるかがポイントです。
多くの家庭では、次のような工夫でバランスを取っています。

  • 学費を年単位で積み立てておく
  • 奨学制度・兄弟割引・企業補助を活用
  • 習い事をスクール内プログラムにまとめて効率化
  • 学年が上がるごとの授業料上昇を見越して3年先まで試算する

インターナショナルスクールは確かに高額ですが、英語だけでなく「自分の考えを持ち、世界で行動する力」を育てる教育です。
費用を支出ではなく投資として見られると、家族全体の気持ちが前向きになります。

まとめ

プリスクールから高校卒業まで通わせる場合、教育費は約3,000万円。
これは数字だけ見ると大きいですが、15年という時間をかけて子どもがどんな力を育むかを考えると、その価値は決して金額だけでは測れません。

早い段階から総額を把握しておけば、慌てずに準備ができ、家族全体で安心して進められます。
そして何より、子どもが世界を舞台に学び、挑戦していく姿を見守れる時間は、親にとってかけがえのない財産です。

「英語力だけじゃない教育を与えたい」と思うなら、まずは現実的な費用の全体像を知ることから。
数字に向き合うことは、未来を前向きに描くための第一歩です。