英検対策は塾?家庭学習?合格率で徹底比較

基礎知識
こんな人向けの記事です
  • 英検って塾に通わせたほうが合格しやすいのかな
  • 家庭学習でも受かるって聞くけど、本当なんだろう


「一度落ちると、子どもが自信なくしそうで不安」「できれば無理なく合格させてあげたい」

最近、こどもの英検受験を考え始めた親御さんから、こんな声をよく聞きます。
学校英語だけでは不安だし、かといって塾に通わせるほどなのかは分からない。家庭学習でできるならそのほうがいい気もするけれど、合格率のことを考えると迷ってしまう。そんな揺れ、かなり多いです。

英検は、ただ英語が好きかどうかだけでなく、出題形式に慣れているかどうかで結果が大きく変わります。だからこそ、対策の方法選びは意外と重要です。

この先では、英検対策を塾でする場合と家庭学習でする場合について、合格率や学習の進めやすさという視点から、メリットとデメリットを整理していきます。どちらが正解かを決めつけるのではなく、こどもと家庭に合う選び方を見つけるための材料として読んでもらえたら嬉しいです。

英検対策を塾でする場合の考え方

英検対策と聞いて、まず思い浮かぶのが塾や英語スクールという家庭は多いと思います。
第三者に任せられる安心感があり、合格への近道のように感じますよね。

ただ、塾での英検対策は、良い面もあれば、注意しておきたい点もあります。
ここでは、塾という選択肢を少し冷静に見ていきます。

英検対策塾の指導内容と特徴

英検対策を行う塾の多くは、級ごとの出題傾向に特化した指導を行っています。
過去問をもとに、よく出る単語や文法、リスニングのパターンを重点的に練習する形が一般的です。

特に3級以上になると、ライティング対策が必要になりますが、ここをしっかり見てもらえるのは塾の強みです。
自分では正解かどうか判断しにくい英作文を、講師が添削してくれる点は、家庭学習との大きな違いです。

また、学習スケジュールがあらかじめ組まれているため、何をどれくらいやればいいのかで迷いにくいのも特徴です。

塾に通った場合の合格率の目安

塾の公式データや各教室の公表情報を見ると、英検対策講座を受講した場合の合格率は、5級・4級で70〜80%前後、3級以上でも60%前後とされているケースが多いです。
もちろん、もともとの英語力や通塾期間によって差はありますが、独学よりも高めに出やすい傾向はあります。

特に、初めて英検を受ける場合や、ひとつ上の級に初挑戦する場合は、塾のサポートが合格率を押し上げることもあります。

ただし、この数字は塾に通えば必ず受かるという意味ではありません。
授業についていけなかったり、家庭での復習が不足すると、思ったような結果につながらないこともあります。

塾に通うことで生まれる負担

英検対策塾の費用は、月1万5,000円から2万5,000円程度が一般的です。
短期講座でも、3か月で5万円前後かかるケースがあります。

また、決まった曜日と時間に通う必要があるため、他の習い事や家庭の予定との調整が必要になります。
送り迎えの負担や、疲れて集中できない日が出てくることも、現実的にはよくあります。

安心感と引き換えに、費用と時間の負担が増える点は、あらかじめ理解しておきたいところです。

英検対策を家庭学習で進める場合の考え方

一方で、塾に通わせず、家庭学習で英検対策を進める家庭も少なくありません。
最近は、英検向けの教材やオンラインサービスが充実していて、独学でも取り組みやすくなっています。

ただし、家庭学習には家庭学習なりの工夫が必要です。
ここでは、家庭学習という選択肢を整理していきます。

家庭学習で使われる主な教材と進め方

家庭学習の場合、中心になるのは市販の英検対策教材です。
1冊2,000円から3,000円程度で、級別に構成された問題集や過去問集が多く出ています。

これに加えて、単語帳やリスニング用の音声教材、動画解説などを組み合わせる家庭もあります。
必要なものだけを選べるため、費用を抑えやすいのが家庭学習の特徴です。

ただ、その分、どの教材をどの順番で使うかを親が考える必要があります。
ここが曖昧になると、途中で手が止まりやすくなります。

家庭学習で英検対策をした場合の合格率の考え方

家庭学習で英検に挑戦する場合、まず気になるのが本当に合格できるのかという点ですよね。
塾のように合格率が明確に示されることが少ないため、不安を感じやすい部分でもあります。

実際のところ、家庭学習の合格率は一律ではなく、取り組み方によって大きく差が出ます。
ただ、いくつかの目安になるデータや傾向はあります。

家庭学習の合格率が左右される要因

家庭学習の場合、英検5級・4級では、しっかり教材を使って対策した家庭であれば、合格率は50〜60%前後になることが多いと言われています。
学校英語に加えて、過去問を2〜3回分きちんと解いているかどうかが、一つの分かれ道になります。

3級以上になると、合格率はやや下がり、40〜50%程度に落ち着くケースが多くなります。
特に差が出やすいのがライティングです。模範解答を写すだけでは点が伸びにくく、ここでつまずく子どもは少なくありません。

つまり、家庭学習でも合格は十分可能ですが、何となくやっている状態では難しくなりやすい、というのが現実です。

親の関わり方が結果に与える影響

家庭学習で合格率を左右する最大の要素は、親の関わり方です。
毎日付きっきりになる必要はありませんが、進み具合を確認したり、声をかけたりするだけでも、継続率は大きく変わります。

例えば、週に一度でも進捗を一緒に確認する家庭と、完全に子ども任せの家庭とでは、同じ教材を使っていても結果が変わってきます。
特に小学生の場合、学習のペース管理を親が少し支えるだけで、合格に近づきやすくなります。

英検対策を塾と家庭学習で比べたときの合格率の差

ここまでを整理すると、塾と家庭学習では、合格率に一定の差が出やすいことが分かります。
ただし、その差は級や家庭の状況によって変わります。

初めての英検ではどちらが有利か

英検を初めて受ける場合は、塾のほうが合格率が安定しやすい傾向があります。
出題形式に慣れるまでのサポートがあり、試験の流れや時間配分を体験できることが大きな理由です。

一方で、英語にすでに慣れている子どもや、家庭で学習習慣がある場合は、家庭学習でも十分に対応できます。
初挑戦だから必ず塾、というわけではありません。

不合格を経験した後の選択肢

一度不合格を経験した後は、塾を検討する家庭が増える傾向があります。
理由として多いのは、どこが弱点なのか分からない、という不安です。

この段階では、短期の英検対策講座を利用するなど、部分的に塾を取り入れる選択も現実的です。
最初から最後まで塾に通う必要はなく、必要なタイミングで使うという考え方もあります。

塾が向いている家庭の特徴

英検対策を塾で行うほうが合っている家庭には、いくつか共通点があります。
これは、英語力そのものよりも、家庭の状況に関係する部分が大きいです。

学習管理を任せたい家庭

共働きで忙しかったり、下のきょうだいがいて手が回らない場合、学習管理を塾に任せられる点は大きなメリットになります。
決まった時間に通うことで、自然と学習のリズムが作られます。

また、親が英語に苦手意識を持っている場合も、塾の存在は心強く感じられます。
分からない部分をその場で質問できる環境は、子どもの不安を減らす効果もあります。

短期間で結果を出したい場合

受験や進級のタイミングなど、期限が決まっている場合は、塾のほうが結果につながりやすいことがあります。
出題傾向に沿った対策を集中的に行える点は、家庭学習では再現しにくい部分です。

家庭学習が向いている家庭の特徴

一方で、家庭学習が合っている家庭もたくさんあります。
費用面だけでなく、学び方そのものが子どもに合っているケースも多いです。

自分のペースで進めたい子ども

集団のペースに合わせるのが苦手な子どもや、じっくり考えながら進めたいタイプの子どもには、家庭学習が合いやすい傾向があります。
分からないところを何度も戻って確認できるのは、家庭学習の強みです。

また、英語に対して前向きな気持ちを持っている場合、塾に通わなくてもモチベーションを保ちやすくなります。

費用を抑えて長く続けたい家庭

英検は一度で終わりではなく、級を上げながら何度も受験することが多い試験です。
そのたびに塾に通うと、費用が積み重なっていきます。

家庭学習であれば、教材費を中心に必要な分だけ出費すればよく、長期的に見て負担を抑えやすくなります。

塾か家庭学習か迷ったときの考え方

塾か家庭学習かで迷ったときは、今の状況だけで決めすぎないことも大切です。
子どもの成長や家庭の環境は、数年で大きく変わります。

最初は家庭学習で始めて、必要を感じたら塾を検討する。
逆に、塾で基礎を作ってから家庭学習に切り替える。
こうした柔軟な選び方をしている家庭も多いです。

英検対策で一番大切なのは続けられる形かどうか

英検対策において、一番大切なのは塾か家庭学習かではありません。
続けられる形で英語に触れられているかどうかが、結果に直結します。

合格率の数字はあくまで目安です。
その数字の裏にある学習時間や取り組み方を、自分の家庭に当てはめて考えることが大切です。

焦らず、比べて、必要ならやり方を見直しながら。
子どもにとっても、親にとっても無理のない英検対策を選んでいってください。