キンターガーテン?プリスクール? 幼稚園や保育園と何が違うの?

インターナショナルスクール

こんな内容をお探しの方向けの記事です。

  • キンターガーテンプリ、スクールの違いについて知りたい
  • 日本の保育園、幼稚園との違いが知りたい

キンターガーテンとプリスクールには大きな違いがあることをご存知でしょうか?日本でも日本でもプリスクール、キンターガーテンは増えています。
また、各スクールの詳細と特徴についても徹底解説します。是非ご覧ください。

はじめに

インターナショナルスクール施設を選んでいるときに、このような疑問を持ったことはありませんか?

キンターガーテン?プリスクール? 幼稚園や保育園と何が違うの?

どうやってインターナショナルスクールの施設を選べばよいの?

そんな方向けに今回は、キンターガーテンとプリスクールについて紹介します。

インターナショナルスクールとは

そもそも、インターナショナルスクールとはどのような施設なのでしょう?

いわゆるインターナショナルスクールは、英語による指導を基本とする施設が多いです。そもそも設立される経緯として、日本に住む外国人児童向けの教育施設という点があります。これは日本に転勤してきた外国に国籍を持つ親が通わせたいためです。日々のコミュニケーションから国際感覚が養えますし、国際基準の教育を受けることによって世界のニュースについて知見を広げることもできるでしょう。 

なので、基本8月が新学期の始業となります。外国へ進学希望の子に外国語を学ばせたい親にとって非常に適しています。 

さらに、卒業後には外国の学校へ進学することがほとんどです。そのため、国際認定を受けている施設を卒業することで、各インターナショナルスクールには独自に進学用のカウンセラーやアドバイザーが設置されている施設もあります。また、国際認定を受けている施設も多いです。国際認定機関は、独自に大学進学サポートを設けていますので、利用されることが多いです。さらに、コンピューターに関する教育、プログラミング、ICT教育等、先進的な教育も受けられます

それぞれの詳細と特徴

kindergarten(キンタ―ガーテン)

kindergartenキンターガーテンは、元々ドイツ語で「子どもたちが遊ぶための庭」という意味です。幼児教育の祖ともいわれるフリードリッヒ・フレーベルが1837年、世界初の幼稚園として「一般ドイツ幼稚園」が開設されると共に、幼稚園の教員養成も積極的に行ったことが始まりです。

キンタ―ガーテンの明確な定義はなく、現在は主に日本に住む外国人のための幼稚園という分類があり、幼稚園とは異なる分類で定義されることが多いです。

インターナショナルスクール目線でのキンターガーテンは、インターナショナルスクールの小学校に就学する前に通う幼稚園といったところでしょうか。

日本では、3歳~6歳を対象とする施設の多いなかで、外国のキンターガーテンと同じカリキュラムを取り入れているスクールもあります。ここではアメリカのキンターガーテンを例に挙げます。

アメリカのキンダーガーテンは、日本の幼稚園年長のみが対象です。多くの州では小学校附属になっています。これは、義務教育が5歳になる年の9月からスタートするからで、公立校が多く、州によっては無償で通えます。時間割は小学生と同じです。読み書きや算数なども学びますので、日本より1年早く学問に取り組んでいるのです。

その後エレメンタリースクール(小学校)に、9月までに6歳になる子どもが入学し、本格的な学業が始まります。

日本に所在するキンターガーテンは、認可外の幼稚園として存在することが多いです。

幼稚園

日本語の「幼稚園」という言葉は、先ほど述べたフリードリッヒ・フレーベルの造語を翻訳したものです。 幼稚園にお遊戯、お絵かき、生活体験などが重視され、園庭と花壇があるのは、彼のコンセプトが実現されているからです。

日本では歴史的な背景から、保育園、幼稚園は義務教育の対象ではありません。

幼稚園は、幼稚園は「学校教育法」に基づいた「教育施設」で、小学校や中学校と同じ「学校」で文部科学省の管轄です。3歳から小学校入学前までの子供は、全国どこでも共通の教育課程の基準(「幼稚園教育要領」)に基づく教育が受けられます。

「幼稚園という目的にふさわしいもので、すでに地域にある幼稚園と同じ名前だったり、紛らわしい名前でないもの」というような基準があるように、幼稚園の設置基準は、学校教育法を元にした「幼稚園設置基準」に定められています。

また、1クラスの子どもの数は原則35人以下、全園で3クラス以上あること、というような基準もあります。

近年では、高校、大学とともに無償化が進められています。認可外幼稚園についても、上限額の範囲内で利用料が無償(上限額を上回る部分は自己負担)となります。

kindergarten(キンタ―ガーテン)と幼稚園の違い

kindergarten(キンタ―ガーテン)と幼稚園の違いはどこにあるのでしょうか

日本において、kindergarten(キンタ―ガーテン)は定義が定まっておらず曖昧です。

しかし認可によってスクールが分けられます。

幼稚園は「学校教育法」に基づいた「教育施設」で、小学校や中学校と同じ「学校」で文部科学省の管轄です。

kindergarten(キンタ―ガーテン)認可外の施設が多く、インターナショナルスクールと同じく文部科学省の管轄外であることが多いです。

しかし、クールごとに認可が違う場合が多いので、確認することをオススメします。

また認可だけでなく、カリキュラムも異なる場合が多いです。kindergarten(キンタ―ガーテン)はケンブリッジ、国際バカロレアなど、外国のカリキュラムを取り入れているスクールも増えており、全て英語で学ぶスクールもあります。

preschool(プリスクール)

preschoolプリスクールは、「pre(~の前)」+「school(学校)」といったように、エレメンタリースクール(小学校)就学前に通うスクールです。

同時に、preschool(プリスクール)は、先ほど述べた通り義務教育であるkindergarten(キンタ―ガーテン)よりも前に通う学校なのです。

義務教育よりも前に通う施設なので、アメリカの保育園といったところでしょうか。なので費用面でも高額です。

保育園

日本語の「保育園」という単語は俗称で、正式には保育所です。自治体によって条例で保育園と定められている場合があります。

保育園が児童福祉法に基づいた「福祉施設」で、厚生労働省の管轄でしたが、現在はこども家庭庁の管轄です。

幼稚園と違い、養護と教育が一体となって展開されます。ここでいう養護は、「子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり」で、教育は、「子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助」です。

こちらも、高校、大学とともに無償化が進められています。認可外保育施設についても、上限額の範囲内で利用料が無償(上限額を上回る部分は自己負担)となります。

preschool(プリスクール)と保育園の違い

preschool(プリスクール)と保育園の違いはどこにあるのでしょうか

日本において、プリスクールの定義は曖昧です。

さらに保育園という名称でも認可外の保育施設も多く、こちらも曖昧です。

しかし、こちらもカリキュラムで分けられる場合が多いです。preschool(プリスクール)ではケンブリッジ、国際バカロレアなど、外国のカリキュラムを取り入れているスクールも増えており、全て英語で学ぶスクールもあります。

また近年では認可外保育施設でも学費補助の対象となるなど、幼児保育の拡充が進んでいます。そのためpreschool(プリスクール)と呼ばれる保育施設も注目されています。

kindergarten(キンタ―ガーテン)とpreschool(プリスクール)の違い

日本ではあまり違いを感じられないかもしれませんが、外国では大きく違います

アメリカのpreschool(プリスクール)はkindergarten(キンタ―ガーテン)に通う前の施設です。なので対象年齢が違います。

preschool(プリスクール)は私立で、公立校の多いkindergarten(キンタ―ガーテン)よりも高額です。そのため、費用面だけでなくカリキュラムも大きく違います。

日本では幼稚園はkindergarten(キンタ―ガーテン)、保育園はpreschool(プリスクール)という分類がなされる場合が多いです。

また、日本でpreschool(プリスクール)はキkindergarten(キンタ―ガーテン)の前に通う未就園児向けの施設として呼んでいるスクールも多く、3歳以下が対象の施設としても呼ばれます。

こども家庭庁が発足

令和5(2023)年4月1日、総理大臣直属の機関、内閣府の外局としてこども家庭庁が発足しました。

ここで課題とされているのが、いわゆる幼保一元化です。保育所(保育園)と認定こども園等は、こども家庭庁に移管となり、幼稚園については引き続き文部科学省の管轄に留まることになりました。

日本では近い将来、幼稚園と保育園が同じ管轄となるかもしれませんね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回はキンタ―ガーテンとプリスクールについて徹底紹介しました。皆様のスクール選びの参考になれば幸いです。

他の国際認定についても、気になった方は調べてみると良いでしょう。

子供たちの成長にとって大切な選択であるスクール選び。異文化の交流、多様性の理解、国際的な視野の拡充は、彼らの未来において貴重な経験となるでしょう。これからのスクールライフが、充実した学びと素晴らしい出会いに溢れ、子供たちの未来が輝くものとなることを心よりお祈りしています。

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