【2024年度最新版】今流行りのインターナショナルスクールとは??

インターナショナルスクール
こんな人向けの記事です
  • 子どもに英語を学ばせたいけどインターナショナルスクールはどうかな?
  • 英語だけでなく多様性や国際感覚も身につけさせたいな

子どもに国際感覚を身につけて欲しい!」「英語しか使えない環境で英語教育をしてあげたい!」と考えインターナショナルスクールへの入学を検討される方は近年増加傾向にあります。

そこで今回はインターナショナルスクールとはどのようなところなのか、特徴やメリット、入学先を選ぶ際のポイントなどを中心に解説していきます。

インターナショナルスクールとは?

インターナショナルスクールとは主に外国人や親の転勤などで日本に来たばかりの日本語を喋ることができない学生を対象にしている学校です。

国際的なカリキュラムや教育方針を採用し、国際的な環境で学ぶことができるため、近年では日本人だけど通わせたいと考える親も増えてきています。それに伴い外国籍の子どもだけでなく、日本人でも入学できる学校も増加しています。

インターナショナルスクールの特徴

では具体的にはインターナショナルスクールにどのような特徴があるのでしょうか?

インターナショナルスクールの主な特徴を5つ挙げます。

  • 授業がすべて英語で行われる
  • 学費が高い
  • 国際的なカリキュラムを採用
  • さまざまな国籍の子どもたちがいる
  • 少人数制で配慮しやすい

それぞれ解説していきます。

授業がすべて英語で行われる

インターナショナルスクールの最大の特徴は、基本的に日常生活がすべて英語で行われるという点でしょう。日常生活で話される言葉がすべて英語のため語学力が身につくというのは最大のメリットです。

ただ、逆にいうと日本語を使うことができないため、ある程度の英語力(基本的なコミュニケーションができる程度)がないと入学が厳しくなります。

また、学校とのコミュニケーションを円滑に進めるため、子どもだけでなく親にも英語力を求めるスクールもあります。各スクールの入学要項をしっかりチェックしておきましょう。

学費が高い

インターナショナルスクールといえば学費が高額なのがネックなところです。

では一般的な日本の学校と比べてどのくらいの違いがあるのでしょうか?

小学校(公立)小学校(私立)小学校(インター)中学校(公立)中学校(私立)中学校(インター)
学費総額(年間)約30万円約150万円約200万円約48万円約130万円約200万円

上記の表を見てもらうとインターナショナルスクールは小学校・中学校共に約200万円近くかかることがわかります。加えて、私立学校の約1.5倍近くかかり、公立学校と比べると4倍以上学費が違います。

したがって、インターナショナルスクールに通わせるにはある程度の経済力が必要なのです。

国際的なカリキュラムを採用

インターナショナルスクールでは科目横断型の授業が行われ、物事を深く追求し、多角的な考え方ができる人物の育成が目指されています。

また、国際バカロレア認定(国際的に通用する大学入学資格)を受けているインターナショナルスクールでは多様な文化を理解尊重し、平和な世界に貢献できるグローバルな人材育成を目的としています。

そのため、インターナショナルスクールでは、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を磨くようなカリキュラムが多くなっています。授業では、ディスカッションやディベート、プレゼンテーションを取り入れ、生徒が積極的に発言する参加型の授業が行われます。このような授業を行うことで、生徒は多様性、主体性の両方を身につけることができます。

さらに、インターナショナルスクールではICT環境(情報教育)が発達しているため、情報活用能力も養うことができます。

さまざまな国籍の子どもたちがいる

インターナショナルスクールでは欧米諸国や中南米諸国、オーストラリア、アジア圏などさまざまな国籍の子どもたちと学ぶ環境を提供します。そうすることで自然と多様性や異文化を理解し、国際感覚を養うことができるのです。

また、そのような環境にいることで学ぶ対象となる物事を深く追求し、多角的な考え方を身につけることができ将来的にグローバルに活躍するための重要な土台になります。

またスクールによっては日本人生徒の数を一定の人数に制限することで、国際感覚をより豊かに育む環境を提供している場合もあります。

少人数制で配慮しやすい

一般的な学校の1クラスにおける生徒数は30〜40人でしょう。一方インターナショナルスクールの1クラスにおける生徒数は10人〜15人と日本の学校に比べて約半分の人数です。

そのような制度にすることで、教師は各生徒に対してきめ細やかな指導が可能となり、個々の学習ニーズに応じた教育をすることができます。

また、個別指導の機会も多く、学習面でのサポートが充実しているのが特徴です。

メリット

では次に、インターナショナルスクールに通うメリットについてご紹介します。

  • 圧倒的な英語力を身につけることができる
  • 多様性や国際感覚を身につけることができる
  • 主体性が身につく

それぞれ解説していきます。

圧倒的な英語力を身につけることができる

インターナショナルスクールでは算数(数学)・国語などの授業も含めすべて英語で行われます。もともと持っている英語力に加え日常的に英語を話すためリスニングやスピーキング能力などが向上していきます。

英語を習いにいくのではなく、英語で習うことになるので、英会話教室や塾とは別物です。

卒業後、海外に進学または働きに出る場合でも不自由のない「使える英語」を身につけることができるのです。

多様性や国際感覚を身につけることができる

上記でも述べた通り、インターナショナルスクールは、多国籍の生徒が集まり、さまざまな文化や価値観が集まる環境です。この多文化環境で学ぶことで、子どもたちは異なる文化や価値観を理解し、尊重する力を自然と身につけます。そして異なる文化などの背景を持つ友だちとの交流を通じて、異文化理解が深まり、多様な視点から物事を考える力が養われます。

また、インターナショナルスクールでは、多文化イベントや行事が頻繁に行われます。

これにより、子どもたちは異なる文化の祭りや伝統に触れる機会が多くなるのです。例えば、ハロウィンやイースター祭など、スクールによって内容は変わりますが、各国の文化を体験することで、文化的な多様性への理解が深まります。

主体性が身につく

インターナショナルスクールでは、筆記試験に加え、プレゼンテーションやプロジェクトの評価も重視されます。生徒は自分のアイデアを具体化し、他の人に伝えるスキルを養います。これに伴い、主体的に考え行動する力が育たれます。

例えば、学期末のプロジェクトでは、テーマ選定から発表までの全過程を自分で管理しなければいけないスクールもあり、これにより、責任感と自主性が自然と身につくのです。

また、インターナショナルスクールでは、クリティカルシンキング(批判的思考)の育成にも力を入れています。

授業では、生徒が自分の意見を述べ、他の友達の意見を聞いて議論する機会が多くあります。

例えば、ディベートやグループディスカッションを通じて、自分の意見を論理的にまとめ、友だちと協力して問題を解決するスキルを学びます。そうすることで、生徒は論理的な思考力と協力する能力を身につけることができるようになるのです。

選ぶ際のポイント

では最後に、どのようなスクールを選べばいいのか、選ぶ際のポイントなどをご紹介します。

  • 子どもと教育方針は一致しているか
  • 進学先は日本かどうか
  • 教師の質はどうか

それぞれ解説していきます。

子どもと教育方針は一致しているか

スクールによって教育方針はさまざまです。探求的な講義が多いところや野外活動が多いところ、スポーツやイベントが多いところなどいろいろな学校が存在します。

その中で自分の子育てと一致しているスクールを探しましょう。「将来どのような子どもに育ってほしいか」「どのようなことを学校で身につけてほしいか」求める教育はさまざまだと思います。

通わせる学校が自分の子どもと合っていなかったり、ストレスをかけてしまうなどもよくあることです。学校は子どもの成長にとって重要な役割を果たします。

スクール選びを失敗しないためにも通おうと検討しているスクールが子どもと合っているのかしっかりと確認し、入学を検討しましょう。

進学先は日本かどうか

子どもの進学先をどうするのか、義務教育終了後にはどこに進学させるのかによって子どもをどのようなインターナショナルスクールに通わせるかが変わってきます。

将来的に子どもを日本の学校へ進学させたい場合には、義務教育を終えるまでに一条校として認定されている日本の学校へ転校しなければいけません。

一条校とは学校教育法第1条に規定されている学校のことを指し、インターナショナルスクールは一条校に規定されていない場合がほとんどです。

通うスクールが一条校以外の場合、義務教育を受けたことにならないため、公立校の編入が認められなくなってしまうのです。

ただ、将来的に海外の高校に行かせたいと考える場合は、通おうとしているスクールが海外へ行くまでの日本での教育を保障してくれるかどうかを確認しておきましょう。

教師の質はどうか

教師の質と経験も、学校選びの中で非常に重要です。

教師が高い専門知識を持ち、国際的な知識や教育経験が豊富であることを確認することは大事です。多文化環境での教育経験がある教師は、異なる文化背景を持つ生徒たちのニーズを理解し、適切に対応できます。

また、ネイティブの教師や、海外経験がある教師がいるスクールを選ぶことも大事です。そうした教師がいると、発音や使える英語を直接学ぶことができ、英語力の大幅な向上につながります。

インターナショナルスクールを選ぶ際はこうしたポイントを押さえて選ぶことが大事です。

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