広島・中国地方のインターナショナルスクール完全ガイド!神石・HiGA・HISなど全校を徹底紹介

こんな人向けの記事です
  • 広島でインターナショナルスクールを探しているけど、どんな学校があるの?
  • 神石インターナショナルスクールって話題だけど、実際どんなところ?

「広島叡智学園が公立なのに全寮制でIBって本当?学費はどうなの?」「中国地方に住んでいるけど、IBを学べる学校は広島だけ?」

…こういった疑問を持って検索している保護者の方、実はかなり多いと思います。広島は「平和の発信地」として国際的な認知度が高い一方で、インターナショナルスクールの情報は大都市圏に比べてまとまりにくく、どこから調べていいかわからないという声もよく聞きます。

この記事では、広島・中国地方にある主要なインターナショナルスクール・IB認定校を全校ピックアップし、学費・カリキュラム・特徴・保護者の声まで徹底比較します。2019〜2021年にかけて複数の新校が開校した広島のインター事情は「通学型vs全寮制」という明確な選択軸があり、この記事を読めばそれぞれの違いがはっきりわかるようになっています。


広島のインター事情:2019年以降に開校ラッシュが続いたエリア

各学校の詳細に入る前に、広島のインターナショナルスクール全体の流れを把握しておきましょう。広島は2019〜2021年にかけて立て続けに新しい学校が開校した、全国でも注目度の高い「インター開校ラッシュ」エリアです。

2019年4月に広島県立広島叡智学園、2020年4月に神石インターナショナルスクール(JINIS)、2020年9月に瀬戸内グローバルアカデミー、2021年4月にAIC国際学院広島初等部と、わずか3年間で4校が相次いで開校しました。それ以前から運営していた広島インターナショナルスクール(HIS・1962年開校)と合わせると、広島は地方都市としては国際教育の選択肢が充実しているエリアといえます。

広島のインターを選ぶ際の大きな分かれ道は「通学型か全寮制か」という軸です。広島市内に通える家庭向けの都市型インターと、自然豊かな離島・山間部での全寮制インターが並存しているのが広島ならではの特徴です。どちらを選ぶかによって、学費・生活スタイル・子どもに求められる独立心のレベルまで、まったく異なる環境が待っています。


神石インターナショナルスクール(JINIS)|日本初の全寮制小学校という唯一無二の存在

広島・中国地方でのインター選びでまず名前が上がるのが、**神石インターナショナルスクール(Jinseki International School/JINIS)**です。2020年4月に開校した「日本初の全寮制小学校」として、全国から注目を集めています。場所は広島県神石郡神石高原町——広島市内からは車で1〜2時間ほどの山間にあり、周囲を山々に囲まれた雄大な自然環境がキャンパスそのものです。

JINISが「唯一無二」なのは全寮制であることだけではありません。日本の学校教育法に基づく一条校として認定されており、「インターナショナルスクールでありながら日本の学校卒業資格も得られる」という小学校段階では非常に珍しい学校です。文部科学省の学習指導要領とIPC(インターナショナル・プライマリー・カリキュラム)を統合したオリジナルカリキュラムで、日英バイリンガル教育を実施しています。

JINISのカリキュラムと教育の特徴

IPCはイギリスのナショナルカリキュラムをベースに世界中のインターナショナルスクール向けに開発されたカリキュラムで、「日本人ばかりのクラスでも、自分の国の何を知っているのか?というところから学びが始まる」という探究型の視点が特徴的です。JINISの校長には、スイスの名門ル・ロゼ学院(Institut Le Rosey)で17年間校長を務め、イギリスのオックスフォード・ドラゴンスクール前校長を経た人物が就任しており、欧米ボーディングスクールの教育哲学がカリキュラムに反映されています。

卒業後の進路として想定されているのは、欧米のボーディングスクールへの進学が大半。その準備校(プレップスクール)としての機能を強く意識しており、英語力・国際感覚だけでなく「日本人としてのアイデンティティ」も同時に育てることを大切にしています。国内の私立・公立中学校への進学も可能です。

学費は年間約800万円(寮費・食費込み)という高水準で、広島・中国地方のインターの中でも最高ランクです。

所在地:広島県神石郡神石高原町

編集部の視点

JINISは「日本初の全寮制小学校一条校」という圧倒的な個性を持ちます。小学1年生から親元を離れて全寮制というのは、親にとっても子どもにとっても大きな決断が必要です。ただしファームプログラム・食育・リーダーシップ教育など、単なる英語教育を超えた「人間形成」に力を入れているのはこの学校ならではの強みで、「将来必ず海外留学・ボーディングスクールに進ませたい」という明確なビジョンを持つ家庭にとっては、非常に理にかなった選択肢です。


広島県立広島叡智学園(HiGA)|公立なのに全寮制・IB認定という驚異のコスパ

広島のインター事情を語るうえで最も「驚き」をもって語られるのが、**広島県立広島叡智学園(Hiroshima Global Academy/HiGA・ハイガ)**です。2019年4月に開校した公立の中高一貫全寮制学校で、瀬戸内海に浮かぶ大崎上島町という離島に位置しています。

衝撃的なのは「公立」であること。中学は授業料無償、高校も年間約11.8万円という公立の費用感でありながら、IB(国際バカロレア)の全プログラム(MYP・DP)を全生徒が履修するという、日本初の公立IB一貫校です。初年度(2019年)の入学倍率は9.38倍、2023年度も6.55倍を記録するほどの人気を誇っています。

HiGAのカリキュラムと環境

中学1年生はIBのMYP(中等教育プログラム)から始まり、高校2〜3年次にDPを履修します。探究型・プロジェクト型の学びが基盤で、少人数制(中学1学年40名・高校1学年60名)のクラスが対話中心の授業を可能にしています。

全寮制で10名程度の多国籍なユニット(寮の小グループ)生活を送ることで、異文化コミュニケーション能力と自律心が自然に育まれる仕組みです。建築賞を受賞するほどの柔軟な校舎設計も話題で、生徒が自ら学ぶ場所やスタイルを選べる環境が整えられています。

広島大学・立命館アジア太平洋大学と協定を結んでおり、進路サポートも充実。2024年に全学年が揃い、地域社会や留学生と連携した独自の教育モデルが完成しつつあります。

学費目安:授業料(中学無償・高校年約11.8万円)+寮費年約44.4万円

所在地:広島県豊田郡大崎上島町(大崎上島・離島)

編集部の視点

HiGAは「公立でIB・全寮制・離島という三重の特殊性」を持つ学校で、中国地方どころか日本全体を見ても唯一無二の存在です。公立の費用感でIBを学べるというコスパの高さは他に並ぶものがなく、経済的な理由でフルインターを諦めていた家庭にとっては本命候補になります。ただし大崎上島という離島にあるため、普段は家に帰れない全寮制を受け入れられるかどうか、子ども自身の意志と適応力が問われます。全国から優秀な生徒が集まる競争環境で揉まれたい子どもには最高の舞台です。


広島インターナショナルスクール(HIS)|1962年創立の老舗・中国地方唯一の「IB一貫校」インター

広島市内に通学できるフルインターとして最も歴史があるのが**広島インターナショナルスクール(Hiroshima International School/HIS)**です。1962年創立という圧倒的な歴史を持ち、3〜18歳(幼稚園〜高校)までを対象にPYP・MYP・DPのIB全プログラムを認定取得しています。

全校生徒は134名で1学年11名程度という少人数制。生徒全員が全校生徒の顔と名前を知っているという、本当の意味での「家族のような環境」が特徴です。広島市北部の安佐北区倉掛に位置し、森林の緑が広がる閑静な環境の中に大型体育館・図書室・ダンススタジオ・科学実習室などの充実した施設を持っています。

2005年・2007年に教室の増設が行われており、施設は継続的に整備されています。学校年度は8月下旬始業・6月下旬終業という海外スタイルで運営されています。

学費目安:年間約155万円(授業料ベース)

所在地:広島市安佐北区倉掛3-49-1

編集部の視点

HISは広島市内で「本格的なフルインター+IB一貫教育」を通学制で受けられる唯一の選択肢です。HiGAがボーディングスクールである以上、「家から通わせながらIBを学ばせたい」という広島市内の家庭には事実上HISが最有力候補になります。1962年という創立年が示すとおり、卒業生コミュニティも厚く、長年外国人駐在員家族に支持されてきた学校として国際的な認知度も高いです。少人数故に放課後活動の選択肢は少ないですが、「全員の顔が見える環境で学ばせたい」という保護者には大きなプラスになります。


AIC国際学院(AICWC)広島初等部・AICJスクール|IB PYP認定+進学塾グループの安心感

2021年4月に開校した**AIC国際学院広島初等部(AIC World College)**は、広島駅から徒歩5分という抜群のアクセスが強みのインターナショナルスクールです。2023年12月にIBのPYP(初等教育プログラム)の認定を取得し、国際認定校として正式に認められました。

鷗州塾・ロボットプログラミング教室・スポーツクラブなど「AIC鷗州グループ」の豊富な放課後コンテンツと連携できる点は、他のインターにはないユニークな強みです。日本の私立中学への受験実績が豊富なグループ内塾と連動できることで、「インターで英語力を育てながら、国内難関中学受験も視野に入れたい」という家庭のニーズに応えています。

関連校のAICJ中学・高等学校では、2026年4月に卒業生が東京大学の入学式で総代を務めたというニュースが話題になり、国内難関大への進学実績でも注目度が上がっています。

所在地:広島市南区大須賀町(広島駅徒歩5分)


保護者の本音——広島のインターに通わせてわかったこと

ここからは複数の保護者のヒアリングや口コミをもとに、編集部が独自にまとめた内容です(特定個人の発言の転載ではありません)。

「JINISに入れたのは子ども本人が望んだから」

JINISに子どもを通わせた保護者からの共通の声として「子ども自身が強く望んだ」というエピソードが多く聞かれます。サマースクールを体験して「ここに通いたい」と子ども自身が決めた、という保護者が複数いることが、JINISの独特のコミュニティを示しています。「体験しながら学ぶカリキュラムが息子にピッタリ」「最上級生としてリーダーシップを学んだ」という声から、全寮制の環境で得られる人格成長への満足度が高いことが伝わります。学力面でも個別サポートが手厚く、「受け身じゃない勉強は楽しいと言っている」という声もありました。

「HiGAは公立なのに入試が難しい。全国区の競争」

HiGAについては「全国から優秀な生徒が集まるため、入試の難易度が高く、地元の優秀な生徒でも不合格になる」という正直な声が聞かれます。倍率6〜9倍という数字が示すとおり、競争は激しい。一方で「入学した後の刺激はものすごく、子どもが急速に成長した」「島という環境が余分な情報を遮断して、勉強と仲間関係に集中させてくれる」という在校生保護者の満足度は非常に高い傾向があります。


まとめ:広島・中国地方のインター選び、3つの軸で整理する

広島・中国地方のインターナショナルスクールは「都市型通学・全寮制離島・全寮制山間」という3つのロケーション特性に合わせて選ぶとわかりやすいです。

広島市内から通いながらIBを学ばせたいならHIS(広島インターナショナルスクール)かAIC国際学院広島が現実的な選択肢。駅近のAICは放課後コンテンツが充実しており、共働き家庭にも対応しやすい構成です。

公立の費用感で本格的なIB全寮制教育を受けさせたいなら**HiGA(広島叡智学園)**が唯一の選択肢です。中学は授業料無償、高校も寮費込みで年間60万円程度という水準は、IB教育の中では破格のコスパです。

欧米ボーディングスクールへの進学準備として小学校段階から全寮制で学ばせたいなら**JINIS(神石インターナショナルスクール)**一択です。年間800万円という学費のハードルはありますが、「将来の本格的な海外進学に向けた最高の準備環境」としての価値は唯一無二です。

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