「学費は年間いくらかかるの?寮があるって聞いたけど、道外や県外から通えるのか気になる」 「英語ゼロから入学できるって本当?日本語の授業はどのくらいあるの?」
こういった疑問を持って調べている方に向けて、今回はコロンビアインターナショナルスクール(Columbia International School、通称CISJ)を徹底解説します。
CISJは1988年に東京都保谷市(現・西東京市)で開校し、1998年に埼玉県所沢市に全面移転した、幼稚部〜高校課程(専修学校・高校課程)まで一貫して学べるインターナショナルスクールです。最大の特徴は「カナダ・オンタリオ州教育省とWASC(米国西部地域私立学校大学協会)の両方から認定を受けている、日本で唯一の学校」という点。IBとは異なるカナダ式教育の本質と、1クラス15〜20名の少人数制がもたらす手厚い教育環境、卒業後のカナダ・アメリカ大学への進学ルートまで、この記事で丸ごとわかるようまとめました。
コロンビアインターナショナルスクール(CISJ)ってどんな学校?
CISJを理解するうえで一番大切なのは「日本でここだけ」という認定機関の話です。カナダ・オンタリオ州教育省(日本でいう文部科学省に相当)から直接認定を受けているインターナショナルスクールは、日本全国を探してもCISJ以外に存在しません。さらに米国WASCの認定も同時に受けており、この二重認定を持つ学校は国内唯一です。
この認定が意味するのは、毎年カナダ本国の教育省による直接査察と指導が行われているという事実です。授業内容・教師の質・生徒の環境・施設に至るまで、カナダ国内の学校と同等のレベルを維持していることが外部から毎年確認されています。IBのPYP・MYP・DPという自己評価+外部審査とは異なる、国家レベルの直接監督という仕組みは、IBとはまた別の意味での「本物の国際教育保証」といえます。
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | コロンビアインターナショナルスクール(Columbia International School) |
| 所在地 | 埼玉県所沢市松郷153 |
| 開校 | 1988年(1998年に所沢移転) |
| 対象 | 幼稚部(4〜5歳)〜高校課程(18歳) |
| 在籍生徒数 | 約200名 |
| 在籍国籍 | 20カ国以上 |
| 国際認定 | カナダ・オンタリオ州教育省認定+WASC認定(日本唯一の二重認定) |
| クラス規模 | 全クラス平均15〜20名の少人数制 |
| 授業言語 | 英語(小学課程では毎日1コマ国語・日本語授業あり) |
| 学生寮 | あり(学校から徒歩8分) |
| アクセス | JR武蔵野線・東所沢駅から徒歩約8〜15分 |
| 公式サイト | https://columbia-ca.co.jp |
在籍生徒数は約200名と小規模ですが、20カ国以上の出身者が集まる多様な環境は数だけでは測れません。アメリカ・カナダ・イギリス・エジプト・サウジアラビアなどを含む幅広い国籍の生徒が同じ少人数クラスで学ぶ環境は、「日本にいながら本当の意味での国際経験を得られる場」として機能しています。
学費はいくら?寮費と費用の全体像
CISJの学費体系は、入学初年度の合計費用と2年目以降の費用を分けて確認することが大切です。
初年度の費用
入学金は21万円(兄弟姉妹が同時に入学・在学している場合は免除)。年間授業料は約161万2,500円で、初年度合計は約182万2,500円になります。授業料を3学期払いにする場合は1学期あたり55万8,500円で、年額では約167万5,500円と若干変わります。
2人目の兄弟が同時在籍の場合は授業料10%割引、3人目は30%割引という制度があります(奨学生の兄弟姉妹は対象外)。複数の子どもを同時に通わせる家庭にはメリットのある制度です。
授業料以外にかかる費用
年間授業料の外に、給食費(選択制・年間約10万9,800円)・PTSA年会費(1家族1学年間で12,000円)・学校充実費(任意・1口20万円)などが加わります。
学生寮を利用する場合は寮費として年間約120万円(部屋の広さ・タイプによって異なる)が別途かかります。学校から徒歩8分に位置する寮は、埼玉県外・関東圏外からの入学を可能にする重要な選択肢です。関東圏外の家庭でも「寮+CISJ」という組み合わせで国内留学感覚のインター生活が送れるのは、他の埼玉のインターにはない特徴です。
カリキュラムの特徴──「受験ではなく成長」のカナダ式教育
CISJのカリキュラムの土台はカナダ・オンタリオ州の教育制度です。日本の教育との最大の違いは、「進学はそれまでの積み重ねた成績で決まる」という設計です。一発逆転型の入試が存在するカナダの大学受験制度とは異なり、日々の授業・レポート・プレゼンテーション・グループワーク・フィールドワークの積み重ねが評価に反映されます。テストの結果はコース評価全体の30〜35%にすぎず、残りの60%以上が「試験以外」の活動で決まります。
この設計が生む最大の変化は、「勉強とは何のためにするのか」という生徒自身の意識です。テストのためではなく、自分の学びを自分で管理する「Study Ethics(スタディ・エシック)」という習慣が、幼稚部から高校まで一貫して育てられます。
幼稚部・小学課程:英語イマージョン×毎日の日本語授業
幼稚部(4〜5歳)では英語ベースのイマージョン教育がスタートします。CISJの特徴的な点は「英語を習う」のではなく「英語で生活する」という設計です。授業はもちろん、休み時間や給食も英語が基本の環境に身を置くことで、言語習得が自然に進んでいきます。
小学課程(Grade 1〜6)では算数・理科・社会・英語・体育・美術のすべてが英語で展開されます。そのうえで小学課程には「毎日1コマ45分の国語・日本語授業」が設けられており、CISJは「インターの中でダントツの日本語教育の内容」と自ら発信しています。日本語力が英語力と並行して育つ設計は、英語環境で日本語力が落ちることを心配している家庭への明確な回答です。
中学課程・高校課程:1人1台PCとリベラルアーツ教育
中学課程・高校課程(Junior High School・High School)では、1人1台パソコンが支給され、校内は全館Wi-Fi完備。宿題もオンライン形式、テキストはデジタルデータを活用し、クラスメートと宿題について自宅からオンラインディスカッションを行うスタイルが定着しています。
高校課程では特にリベラルアーツ(幅広い教養教育)に重きが置かれ、経済学・宗教学・量子力学・地学・解剖学・有機化学・芸術運動の歴史など、日本の一般的な高校では学べない分野の授業が提供されています。「大学レベルの内容を高校のうちから学ぶ」という設計は、海外大学進学後の授業に戸惑わないための下地を作っています。
「英語ゼロでも大丈夫」を本気で実現するESL体制
CISJが他のインターと比べて際立つのが「英語力不問の入学受け入れ」という姿勢です。ESL(English as a Second Language)のクラスが充実しており、入学時に英語がほとんど話せない状態でも、段階的に英語授業についていけるよう丁寧にサポートされます。実際に「面接当初はまったく英語が話せなかったが、今では問題なく話せる」という卒業生の声は複数確認できます。
最新トピック:CISJの今と注目ポイント
NASA・JAXA職員による訪問授業
CISJで現在進行中のユニークな取り組みのひとつが、NASA職員やJAXA職員を学校に招いた訪問授業です。中学部・高校課程の生徒に対してプレゼンテーションや質疑応答を行うこのプログラムは、「教科書の外にある本物の科学者との接点」という体験を在学中に提供しています。
日本の宇宙開発に携わるJAXAの職員が直接授業に参加するインターナショナルスクールは珍しく、「英語でリアルな科学を学ぶ」機会として生徒に強く刺さるプログラムです。
サタデースクール・サマープログラムで「入学前体験」が可能
CISJは毎週土曜日のサタデースクール(年間27回)と夏のサマープログラムを外部にも開放しています。サタデースクールは年少〜小学6年生対象で、入学金35,000円・年間授業料270,000円(1学期のみ受講の場合は90,000円)。サマープログラムは在校生の地域交流活動と外部生のインター体験を兼ねたもので、参加後にCISJへの入学を決める家庭が多いと学校自身が語っています。
「いきなり通年で入学するのは不安」という家庭が、サタデースクールやサマープログラムでCISJの雰囲気を体験してから判断できるのは、敷居を下げる大きな仕掛けです。
2026年に向けた継続的な入学受付体制
2026年4月入学向けに幼稚部・小学部・中学部の入学案内が公開されており、毎週火曜日に学校見学会を開催しています。随時見学を受け付けている体制は、「いつ引っ越してきても受け入れられる」という転勤族・帰国子女家庭への対応として評価されています。
進学実績──カナダ・アメリカ・国内難関大へ
CISJの卒業生が進む道は、大きく海外大学と国内大学の2つに分かれます。
海外大学: カナダ・オーストラリア・アメリカの大学への進学が多数。CISJを卒業するとカナダの大学で必須の英語力試験(TOEFL)が免除される特典があり、カナダの大学には直接出願できる強みがあります。カナダ・アメリカの大学は東京大学やソウル大学・北京大学より上位にランクされる大学も含まれており、海外トップ大学への進学ルートとして機能しています。
国内大学: ICU(国際基督教大学)教養学部・上智大学国際教養学部・慶應義塾大学SFC・早稲田大学国際教養学部など、英語での学習環境を重視した国内難関大学への進学実績があります。CISJは文部科学省から「日本国内の高等学校卒業者と同等以上の学力がある」として認められており、日本の大学を受験することも可能です。
口コミ・評判──在校生・卒業生・保護者の声から見えるCISJのリアル
様々なメディアや保護者コミュニティ、在校生・卒業生の声から聞こえてくる評価を整理します。
繰り返し出てくるポジティブな声
「少人数なので先生との距離が近い」という声は圧倒的に多く出てきます。1クラス15〜20名という規模感は「先生がちゃんと自分を見てくれている」という安心感を生み出しており、英語力のハンデを抱えて入学した生徒が個別にサポートを受けやすい環境として機能しています。
「英語がゼロから話せるようになった」という体験談も複数確認できます。「日本語が苦手・英語がまだまだのお子さんには個別フォローをつけてくれる」という保護者の声は、入学時の英語力を心配している家庭への大きな安心材料になっています。
「卒業後に海外に行く目標を持つ仲間が多く、刺激になった」「クリティカルシンキング・自己表現・議論に重点が置かれ、学力と社会性が磨かれた」という卒業生の声も印象的です。
慎重に見る声もある
「東所沢駅から徒歩8〜15分という距離は、バス・徒歩が前提でやや不便に感じる」という声があります。最寄り駅から近いとはいえない立地は、送迎が難しい家庭には検討ポイントになります。
「生徒数200名・1クラス15〜20名という小規模な環境は、部活動や課外活動の種類が限られる面もある」という指摘もあります。大人数のインターが持つ多様なクラブ活動の選択肢を期待する場合は、在学中に確認が必要です。
編集部の一言:CISJは「海外大進学を現実的に狙える、埼玉唯一のカナダ国家認定インター」
埼玉のインターを探している家庭が最初に直面するのが「選択肢の少なさ」です。東京23区のように20〜30校から選べる環境ではなく、埼玉県でIBや国際認定を持つ本格インターとなるとCISJが事実上の唯一の選択肢になります。
この「唯一」という立場はCISJを語るうえで正直に伝えるべき事実ですが、「仕方なく選ぶ」というわけではありません。カナダ・オンタリオ州教育省とWASCの二重認定を同時に持つ学校が日本でここだけという事実は、「毎年カナダ政府が直接確認した教育水準」という強固な保証を意味します。IBの自己申告型の認定プロセスとは異なる、国家レベルの外部監督が入り続けているという安心感はCISJ固有のものです。
「海外大学に進学させたい」「英語力をしっかりつけさせたい」「でもいきなり英語環境に放り込むのは不安」という3つの条件が重なる家庭にとって、CISJは埼玉で最もそのニーズに正面から答えられる学校です。サタデースクールやサマープログラムで先に体験してから判断できる入口が整っている点も、「失敗したくない」という保護者の心理に寄り添っています。
おわりに
今回はコロンビアインターナショナルスクール(CISJ)について、日本唯一のカナダ国家認定という独自のポジション・学費と寮費の実態・カナダ式カリキュラムの設計・NASA/JAXA訪問授業などの最新トピック・進学実績・保護者・卒業生の声・埼玉エリアでの比較まで一気にまとめました。
「インターに通わせたいが選択肢が少ない」という埼玉在住の家庭にとって、CISJは一度は必ず実際に見学して欲しい学校です。毎週火曜日に学校見学会を開催していますので、まずは公式サイトから申し込んでみてください。
皆さんのスクール選びの参考になれば幸いです!

