「結局、どっちが費用対効果いいんだろう」「途中で後悔する選択はしたくない」
最近、こどもの英語教育を考え始めた親御さんから、こんな声を聞くことが本当に増えています。
英語はこれからの時代に必要だと言われているし、学校でも重要度は上がっている。でも、いざ始めようとすると、塾に通わせるべきか、それとも家庭で独学にするか、最初の分かれ道で迷ってしまうんですよね。
調べてみると、塾は安心そうだけど高そう、独学は安いけど本当に身につくのか不安。どちらも決め手に欠けて、時間だけが過ぎていく。そんな状態になっている家庭も少なくないと思います。
この先では、英語を塾で学ぶ場合と、独学で進める場合について、3年間という現実的な期間を想定しながら、費用と学び方の違いを整理していきます。
どちらが正解かを決めつけるのではなく、それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、それぞれの家庭に合う選択を考えるための材料をお伝えします。
英語を塾で学ぶという選択肢を整理する

英語教育と聞いて、まず思い浮かぶのが塾や英会話スクールという家庭は多いと思います。
第三者に任せる形なので、親としては安心感がありそうに感じますよね。
ただ、塾と一口に言っても、その中身はさまざまです。
学校英語の補習を中心にした塾もあれば、英検や受験対策を重視する塾、英会話寄りの指導を行うところもあります。
まずは、塾で英語を学ぶ場合の前提を整理してみます。
英語塾の学び方と特徴
英語塾の最大の特徴は、学習の流れが最初から用意されている点です。
カリキュラムが決まっていて、学年やレベルに合わせて進んでいくため、何をどこまでやればいいのかで迷いにくくなります。
また、先生が進捗を管理してくれるため、こども自身が勉強の計画を立てる必要はほとんどありません。
英語が苦手な親にとっても、任せられる安心感があります。
一方で、決まった曜日と時間に通う必要があり、他の習い事や家庭の予定との調整が必要になります。
送り迎えが必要な場合、時間的な負担を感じる家庭もあります。
英語塾にかかる費用の現実
英語塾の費用は、地域や指導内容によって差がありますが、月謝は月1万5,000円から2万5,000円程度が一つの目安になります。
これに加えて、入塾金が1万円から2万円、教材費が年間で1万円前後かかるケースもあります。
仮に月2万円の塾に3年間通った場合、月謝だけで72万円になります。
そこに入塾金や教材費、季節講習などを含めると、3年間で80万円から90万円程度になることも珍しくありません。
この金額を見ると、高いと感じる方も多いと思いますが、その分、学習管理や指導を任せられるという価値が含まれています。
英語を独学で進めるという考え方

一方で、最近増えているのが、塾に通わせずに家庭で英語を進める選択です。
市販教材やオンライン教材、動画サービスなど、独学を支える環境はかなり整ってきています。
独学と聞くと、ハードルが高そうに感じるかもしれませんが、実際にはいろいろな形があります。
独学の進め方と特徴
独学の最大の特徴は、自由度の高さです。
教材選びから学習ペースまで、家庭ごとに調整できます。
市販の英語教材は、1冊2,000円から3,000円程度のものが多く、動画教材やオンラインサービスも、月数千円で利用できるものが増えています。
必要なものだけを選べるため、無駄な出費を抑えやすいのも特徴です。
ただし、その分、何をどの順番で進めるかを家庭で考える必要があります。
親がある程度関わらないと、途中で止まってしまうケースもあります。
独学で英語を3年間続けた場合の費用感

独学の費用を考えるときに大切なのは、何もかも無料で済むわけではない、という前提を持つことです。
塾に比べると安く抑えやすいのは事実ですが、教材やサービスをある程度組み合わせていく家庭がほとんどです。
例えば、市販の英語教材を年に2冊購入するとして、1冊2,500円前後。これだけで年間5,000円ほどになります。
さらに、オンライン教材や動画サービスを利用すると、月2,000円から3,000円程度が一般的です。仮に月2,500円とすると、年間で3万円ほどになります。
これらを合計すると、独学でも年間3万5,000円前後。
3年間続けた場合、約10万円から12万円程度が一つの目安になります。
もちろん、もっと費用を抑える家庭もありますし、逆にオンライン英会話などを追加して、年間5万円以上かかるケースもあります。
それでも、塾と比べると金額差はかなり大きいと感じる方が多いと思います。
ただ、この費用の安さには、家庭での管理や関与が前提になるという側面があります。
塾と独学の費用対効果をどう見るか

費用だけを比べると、独学のほうが圧倒的に安いです。
3年間で見ると、塾が80万円前後、独学が10万円前後と、数字だけを見ると差は歴然です。
ただ、費用対効果を考えるときは、かけたお金に対して何が得られるのかを見る必要があります。
塾の場合、カリキュラム管理、進捗チェック、理解度に応じた指導が含まれています。
英語が苦手なこどもや、学習習慣がまだ身についていない場合は、この仕組み自体が大きな価値になります。
一方、独学は、同じ金額でも家庭ごとに結果の差が出やすいです。
親が声をかけ、学習の流れを作り、つまずいたときに調整できる家庭では、少ない費用でも高い効果を感じられることがあります。
つまり、費用対効果は、塾か独学かではなく、家庭の関わり方によって変わるということです。
塾が向いている家庭の傾向
塾が向いているのは、英語学習を仕組みで回したい家庭です。
共働きで時間に余裕がなかったり、親が英語に苦手意識を持っている場合、第三者に任せられる安心感は大きなメリットになります。
また、こども自身が一人で学習を進めるのが苦手な場合も、塾の存在は支えになります。
決まった時間に通い、先生に見てもらうことで、学習が止まりにくくなります。
費用は高くなりがちですが、その分、親の負担や不安を軽減してくれる側面があります。
独学が向いている家庭の傾向
独学が向いているのは、家庭である程度学習を見守れる余裕がある場合です。
毎日でなくても、週に数回声をかけたり、一緒に教材を確認したりできると、独学は続きやすくなります。
また、こども自身が好奇心を持って取り組めるタイプの場合、独学でも十分に伸びる可能性があります。
自分のペースで進められることで、英語への抵抗感が少なくなることもあります。
費用を抑えながら長く続けたい家庭にとって、独学は現実的な選択肢です。
途中で切り替えるという選択もある

最初から塾か独学かを決めきる必要はありません。
実際には、独学で始めて、途中から塾を検討する家庭や、塾に通ってから独学に切り替える家庭も多いです。
こどもの成長や家庭の状況は、数年で大きく変わります。
今の段階で最適な方法を選び、必要に応じて見直すという考え方のほうが、結果的に後悔が少なくなります。
英語教育に関するよくある不安
塾に通わせないと英語が身につかないのでは、と不安に感じる方もいます。
ただ、英語は触れる時間と継続が重要で、必ずしも塾に通うことだけが条件ではありません。
独学だと途中でやめてしまいそう、という心配もよく聞きます。
その場合は、教材を増やしすぎず、シンプルな形で続ける工夫が役立ちます。
塾か独学かより、納得して選ぶことが大切
英語教育は、正解が一つではありません。
塾にも独学にも、それぞれメリットとデメリットがあります。
大切なのは、費用だけで決めるのではなく、家庭の状況やこどもの性格に合っているかどうかです。
納得して選んだ方法であれば、多少の迷いがあっても続けやすくなります。
焦らず、比べて、必要なら立ち止まりながら。
こどもにとっても、親にとっても無理のない英語教育を選んでいってください。




