プリスクールがあるをご存知でしょうか。
近年ではプリスクールの開校が相次いでいます。どのスクールも魅力的で迷いますよね。そこで、今回はプリスクールに必要な英語力をご紹介します。また、各スクールの詳細と違いについても解説します。ぜひご覧ください。
はじめに
インターナショナルスクールを調べるときに必ず出てくる
「プリスクール」という単語。
プリスクールとは何なのでしょうか?
プリスクール?
プリスクールに入学するためには英語力は必要?
そんな方向けに今回は、プリスクール入学のための英語力について紹介します。
まずはその特徴とカリキュラムを一覧にまとめてみました。
インターナショナルスクールとは
そもそも、インターナショナルスクールとはどのような施設なのでしょう?
いわゆるインターナショナルスクールは、英語による指導を基本とする施設が多いです。そもそも設立される経緯として、日本に住む外国人児童向けの教育施設という点があります。これは日本に転勤してきた外国に国籍を持つ親が通わせたいためです。日々のコミュニケーションから国際感覚が養えますし、国際基準の教育を受けることによって世界のニュースについて知見を広げることもできるでしょう。
なので、基本8月が新学期の始業となります。外国へ進学希望の子に外国語を学ばせたい親にとって非常に適しています。
さらに、卒業後には外国の学校へ進学することがほとんどです。そのため、国際認定を受けている施設を卒業することで、各インターナショナルスクールには独自に進学用のカウンセラーやアドバイザーが設置されている施設もあります。また、国際認定を受けている施設も多いです。国際認定機関は、独自に大学進学サポートを設けていますので、利用されることが多いです。さらに、コンピューターに関する教育、プログラミング、ICT教育等、先進的な教育も受けられます。
preschool(プリスクール)
preschool(プリスクール)は、「pre(~の前)」+「school(学校)」といったように、エレメンタリースクール(小学校)就学前に通うスクールです。
同時に、preschool(プリスクール)は、先ほど述べた通り義務教育であるkindergarten(キンタ―ガーテン)よりも前に通う学校なのです。
義務教育よりも前に通う施設なので、アメリカの保育園といったところでしょうか。なので費用面でも高額です。
保育園
日本語の「保育園」という単語は俗称で、正式には保育所です。自治体によって条例で保育園と定められている場合があります。
保育園が児童福祉法に基づいた「福祉施設」で、厚生労働省の管轄でしたが、現在はこども家庭庁の管轄です。
幼稚園と違い、養護と教育が一体となって展開されます。ここでいう養護は、「子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わり」で、教育は、「子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助」です。
こちらも、高校、大学とともに無償化が進められています。認可外保育施設についても、上限額の範囲内で利用料が無償(上限額を上回る部分は自己負担)となります。
preschool(プリスクール)と保育園の違い
preschool(プリスクール)と保育園の違いはどこにあるのでしょうか
日本において、プリスクールの定義は曖昧です。
さらに保育園という名称でも認可外の保育施設も多く、こちらも曖昧です。
しかし、こちらもカリキュラムで分けられる場合が多いです。preschool(プリスクール)ではケンブリッジ、国際バカロレアなど、外国のカリキュラムを取り入れているスクールも増えており、全て英語で学ぶスクールもあります。
また近年では認可外保育施設でも学費補助の対象となるなど、幼児保育の拡充が進んでいます。そのためpreschool(プリスクール)と呼ばれる保育施設も注目されています。
プリスクールの入学試験
プリスクールに入学するためにはどのような試験があるのでしょうか
子供の入学条件
子供の入学条件としてプリスクールでは、多くの場合英語力が求められます。
さらに英語力だけでなく、理解力、思考力、判断力、コミュニケーション能力も求められる場合が多いです。
英語でコミュニケーションを行う能力は先生から教わる内容を理解するだけでなく、理解した内容をアウトプットする、お友達とコミュニケーションをとるためにも必要です。
なので日本のインターナショナルスクールでも重要視されています。
大まかな選考として、以下の2つがあります。
- 願書
- 面接
願書では志望理由、教育の方針、家庭の状況等について等を英語で記入することが基本です。
面接は親(保護者)のみ、親(保護者)と子ども、子どものみの場合があります。先ほどの願書の内容について英語で行います。
親の入学条件
各スクールによって異なりますが、プリスクールでは子どもだけでなく、親にも入学するための条件が課される場合が多いです。
親の入学条件としてスクール入学後の先生との英語での円滑なコミュニケーションがあげられます。
日本語でコミュニケーションを行うスクールが増えてきましたが、保護者の英語力が必須のスクールも多く存在します。
入試には面談も存在し、先生とのコミュニケーションを通じて可能かどうかを確認します。
子どもの性格、コミュニケーション能力、思考力を判断するため集団行動観察を取り入れているスクールもあります。
主に国際認定機関からの認定調査項目に基づいて判断され、合否が決まります。
各スクールの詳細と特徴
プリスクールの入学試験には以上のような能力が求められます。しかし実際には各スクールで入試の内容が大きく異なります。
ここからは、各スクールごとに入学の内容を見てみましょう。
まずは概要を一覧にまとめてみました。
所在地 | スクール名 | ホームページ | 対象年齢 |
---|---|---|---|
港区、中央区、目黒区 | ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンス | https://laurus-school.com/ja/preschool/ https://laurus-school.com/ja/kindergarten/ | ✔プリスクール ✔キンターガーテン ✔初等部 (中、高) |
港区、中央区、目黒区、 | アオバジャパン バイリンガルプリスクール | https://aoba-bilingual.jp/ | ✔プリスクール ✔キンターガーテン |
港区 南麻布 | 東京インターナショナルスクール | ✔キンターガーテン ✔初等部 ✔中等部 |
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンス
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスの概要
【所在地】 | 港区 芝 4-1-30 |
【対象】 | ✔初等部 ✔中等部 ✔高等部 |
【時間】 | 8:30~18:00 |
【生徒数】 | 1,300名(全体) |
【教師:生徒比率】 | 1:5(日本人130名、ネイティブ130名のスタッフ) |
【募集時期】 | 2024年9月13日(初等部の願書締切日) |
【料金】 | こちらをご確認ください |
【補足情報】 | |
【お問い合わせ・HP】 | 〒108-0014 東京都港区芝4-1-30 芝国際ビル 7-8階(初等部) 9階(中等部) 10階(高等部) ホームページ: 初等部 https://laurus-school.com/ja/school_list/primary-and-middle-school-and-high-school/ 中等部 https://laurus-school.com/ja/school_list/schools-9492/ 高等部 https://laurus-school.com/ja/school_list/schools-9499/ お問い合わせ:https://laurus-school.com/ja/contact/ |
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスは、港区芝に所在するインターナショナルスクールです。
初等部では、目黒本町、広尾、恵比寿、半蔵門、愛宕、南麻布、高輪の広い地域を6台のバスで運行しています。
中等部は2023年、新校舎に移転オープンしました。最新の機器を備え、セキュリティも万全です。高等部は2025年9月に開校予定です。
ローラスプリスクール&キンターガーテン
同じくローラスインターナショナルスクールでは、プリスクール&キンターガーテンを東京都港区、中央区、目黒区、神奈川県川崎市に開校しています。
ローラスプリスクール&キンターガーテンは東京都、神奈川県の認可外保育施設です。
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスの入学手順
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスへ入学するための手順は以下の通りです。詳細につきましては、こちらをご確認ください。
説明会に参加
プリスクールでは、受験の前に説明会に参加することが出願までに必須となっているスクールが多いです。
出願
願書、健康診断書を期限内に送付します。
その後入園考査料を納入し、入園考査受験票を送付します。
書類の考査
書類による考査が行われます。
入園考査
入園考査を受けます。内部生は授業内考査、外部生は各スクールにて個別考査が行われます。
保護者は面談(日本語、英語どちらでも可)、子どもは行動観察を受けます。
入園手続き
入園考査に合格すると、入園手続きが許可されます。
アオバジャパン バイリンガルプリスクール

【所在地】 | 中央区 晴海 1-8-2(晴海キャンパス) 港区 芝浦 4-12-38(芝浦キャンパス) 新宿区 高田馬場 1-14-8(早稲田キャンパス) 三鷹市 下連雀 4-15-41(三鷹キャンパス) 中野区 南台 3-6-17(中野キャンパス) 目黒区 下目黒 5-29-6(下目黒キャンパス) 世田谷区 上用賀 2-4-18(用賀キャンパス) |
【時間】 | お問い合わせください |
【対象】 | 1歳~5歳まで。 |
【生徒数】 | 各校の紹介内容でご確認ください。 |
【教師:生徒比率】 | お問い合わせください |
【募集時期】 | 各校の紹介内容でご確認ください。 |
【料金】 | お問い合わせください |
【補足情報】 | 国際バカロレア プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)認定校。スクールバス送迎あり。100%英語プログラムあり。 |
【問い合わせ・HP】 | 晴海キャンパス 〒104-0053 東京都中央区晴海1-8-2 03-6228-1811 芝浦キャンパス 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-38 CANAL GATE SHIBAURA 1F 03-6809-5664 早稲田キャンパス 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-14-8 千代田ビル2号館 03-6385-2818 三鷹キャンパス 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀4-15-41 0422-29-8977 中野キャンパス 〒164-0014 東京都中野区南台3-6-17 クリスタルコート88内 イマス中野南台2F 03-6380-3218 下目黒キャンパス 〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-29-6 03-5734-1640 用賀キャンパス 〒158-0098 東京都世田谷区上用賀2-4-18 コリーヌ馬事公苑A棟 3F 03-6413-6150 ホームページ:https://aoba-bilingual.jp/# お問い合わせ:https://aoba-bilingual.jp/contact/ |
アオバジャパン・バイリンガルプリスクールは、東京都23区を中心に展開している施設です。認可外保育施設で、各キャンパスの所在地となる市区町村に無償化対象施設として認定をされています(用賀キャンパスは世田谷区へ無償化対象施設の申請予定)。
クラスはK1~K5の五つで、クラスに対応する年齢は以下の通りです。
クラス | 年齢(生年月日) |
---|---|
K1 | 1歳児(2022年4月2日~2023年4月1日生まれ) |
K2 | 2歳児(2021年4月2日~2022年4月1日生まれ) |
K3 | 3歳児(2020年4月2日~2021年4月1日生まれ) |
K4 | 4歳児(2019年4月2日~2020年4月1日生まれ) |
K5 | 5歳児(2018年4月2日~2019年4月1日生まれ) |
アオバジャパン バイリンガルプリスクールの入学手順
アオバジャパン バイリンガルプリスクールに入学するための手順は以下の通りです。詳細につきましては、こちらをご確認ください。
説明会に参加
プリスクールでは、受験の前に説明会に参加することが出願までに必須となっているスクールが多いです。
キャンパス、オンラインのどちらでも開催されています。
出願
願書を期限内に送付します。
1次選考(書類の考査)
書類による選考を受けます。
2次選考(入園考査)
2次選考を受けるため選考料として20,000円を納入します。
2次選考では、1組20-30分程度の面接を受けます。
入園手続き
2次選考に合格すると、入学手続きが許可されます。
アオバジャパン バイリンガルスクールをオススメするポイント
アオバジャパン バイリンガルプリスクールをオススメするポイントとして、先ほども述べましたが、K3以上のクラスに、IB(国際バカロレア)のPYP(Primary Years Programme)を実施しています。これにより、日々のコミュニケーションで国際感覚を養うことができます。
また、一部のキャンパスで夏休みの2週間、年末年始の1週間、3月最終週の1週間に100%英語のシーズナルプログラムを開催しており、英語教育の点においてもオススメです。
アオバジャパン バイリンガルプリスクールのカリキュラム
アオバジャパン バイリンガルプリスクールのカリキュラムでは、K3以上のクラスに、IB(国際バカロレア)のPYP(Primary Years Programme)を実施しています。1年間に4つの単元に取り組み、世界に通用する大きなテーマを探究するそうです。K2クラスについても、PYPへの橋渡しとなる探究活動を行うそうです。
また、日々のカリキュラムに、科学、テクノロジー、工学、芸術、数学であるSTEAMを通した学びの機会を組み込んでいるそうです。
国際バカロレアってなに?

IBは、International Baccalaureate(国際バカロレア)の略称です。IBと略されることが多いです。
国際バカロレアは、1968年にスイスのジュネーブで設立された非営利団体です。教育プログラムや、大学入学資格試験も国際バカロレアと呼ばれます。当初は、様々な国の大学入試制度に対応し、1つの国の制度や内容に偏らない世界共通の大学入学資格および成績証明書を与えるプログラムとして開発されました。2023年1月現在、世界159以上の国や地域で提供されています。
IB(国際バカロレア)のPYP(Primary Years Programme)の詳細につきましては、以下の記事をご覧ください。
Tokyo International School(東京インターナショナルスクール)
東京インターナショナルスクールの概要

【所在地】 | 港区 南麻布 2-13-6 |
【対象】 | ✔キンターガーテン ✔初等部 ✔中等部 |
【時間】 | 授業日 午前8時~午後4時30分 休校日 午前9時~午後3時 |
【生徒数】 | お問い合わせください |
【教師:生徒比率】 | お問い合わせください |
【募集時期】 | こちらをご確認ください |
【料金】 | 新入生のみ 出願料 30,000円 入学金 300,000円 施設整備費 600,000円 年間ごとに徴収(学期ごとの徴収に変更可) 幼稚園~5年生 教材費 100,000円 学費 2,710,000円 6年生~10年生 教材費 100,000円 学費 2,760,000円 |
【補足情報】 | ランチ提供の申込み可能 |
【お問い合わせ・HP】 | 〒106-0047 東京都港区南麻布2-13-6 +81 (0)3-5484-1160 ホームページ:https://tokyois.com/ お問い合わせ:https://tokyois.com/location/ |
東京インターナショナルスクールは、港区南麻布に所在するインターナショナルスクールです。NEASC、IB(国際バカロレア)PYP、MYP認定校であるとともに、CIS認定校、DP候補校でもあります。校外学習、研修旅行など、課外活動も充実しています。
日本国籍の生徒も在籍しており、一定数の入学を歓迎しています。国内で研修旅行を行っており、全国各地で行っているそうです。
③Tokyo International School(東京インターナショナルスクール)をオススメするポイント!
東京インターナショナルスクールでは、ICT教育が盛んに実施されています。タブレット、ラップトップを使っての学習や、クリエイティビティのあるプログラムを行っているそうです。
また、東京インターナショナルスクールは、2017年に学校法人および非営利法人の認可を得ています。そのため、通学定期券の購入を認められる可能が高いです。
インターナショナルスクールにおける通学定期券の詳細につきましては、こちらの記事をご確認ください。
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東京インターナショナルスクールの入学手順
東京インターナショナルスクールの入学手順は以下の通りです。
オンライン申請フォームから申請
フォームに申込情報を記入して申請します。
申請書類を提出
申込手順にしたがって必要な書類を提出します。
書類の審査
リーダーシップチームと担当する教師によって審査されます。
入学許可
英語力は入学の条件でありますが、必須ではありません。受け入れとしては生徒を成功に導くためのサポートとリソースがある場合に限られます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はプリスクールに入学するための英語力ついて徹底紹介しました。皆様のスクール選びの参考になれば幸いです。
他のスクールについても、気になった方は調べてみると良いでしょう。
子供たちの成長にとって大切な選択であるスクール選び。異文化の交流、多様性の理解、国際的な視野の拡充は、彼らの未来において貴重な経験となるでしょう。これからのスクールライフが、充実した学びと素晴らしい出会いに溢れ、子供たちの未来が輝くものとなることを心よりお祈りしています。
preschool(プリスクール)の学費補助の詳細につきましては、こちらをご確認ください。