関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)を徹底紹介!IB取得率96%の実力とは

こんな人向けの記事です
  • 関西でIBが取れるインターを探しているけど、OISってどんな学校?
  • 大阪エリアのインターの中で、OISは学費に見合う価値があるの?

「IBって結局、大学受験でどこまで有利になるの?」 「千里国際学園と一緒のキャンパスって聞いたけど、実際どういうこと?」

こういう疑問をお持ちの方に向けて、今回はOISを詳しく解説します。

関西学院大阪インターナショナルスクール(通称OIS)は、大阪府箕面市にある1991年創設の老舗インターナショナルスクールです。「日本で初めてIBのPYP・MYP・DPの3プログラムすべてを導入した学校」という肩書きを持ち、30年以上にわたってIB教育を続けてきた関西屈指の実力校。2025年にNLCS Kobeが開校したことで関西のインター選びが注目されていますが、長年の実績という点では間違いなくOISが関西のIB校の筆頭格です。

この記事では、OISの学費・カリキュラム・進学実績・入学審査から、最新の卒業生データ、保護者の声の傾向、そして他の関西IB校との違いまで、スクール選びで本当に知りたい情報を一気にまとめました。

OISってどんな学校?まず基本情報から

関西のインターを調べると必ず出てくるOIS。でも「名前は知ってるけど実態がよくわからない」という方も多いはず。まずは基本情報を整理しておきましょう。

OISの正式名称は「Osaka International School of Kwansei Gakuin(関西学院大阪インターナショナルスクール)」。学校法人関西学院が運営する非営利のK-12スクールで、関西学院大学を含む約29,000人の学生を抱える関西学院グループの一員です。

OIS基本概要

項目内容
正式名称Osaka International School of Kwansei Gakuin
所在地大阪府箕面市小野原西4-10-1
設立1991年
対象幼児部(年中・年長)〜高等部(12年生)
生徒定員280名
在校生の国籍約30カ国
教員の国籍アメリカ・イギリス・オーストラリアを中心に約30カ国
国際認定IB(PYP・MYP・DP)、WASC、CIS
学年歴8月〜翌7月(3学期制)

特筆すべきは在校生・教員ともに約30カ国の国籍が混在していること。「国際的な環境」と謳うスクールは多いですが、OISは数字として証明できる多国籍環境を長年維持しています。

もうひとつ大事なのが、同じキャンパス内に関西学院千里国際中等部・高等部(SIS)が併置されているという点。この「Two Schools Together(二つの学校、一つのキャンパス)」という体制が、OISの大きな特徴のひとつです。体育・音楽・美術のクラスは両校合同で行われ、部活・オーケストラ・合唱団・スポーツチームも共同。OIS生は英語でインターの授業を受けながら、SIS(帰国生日本人中心)との交流も日常的にあるという、他ではなかなか見られない環境です。

関西エリアの相場と比べると学費はいくら?

インター選びで学費は絶対に気になるポイントですよね。競合記事を調べると「OISの年間授業料は225万円」という情報が多く出回っていますが、これは2024年時点の情報です。最新の正確な金額は必ず公式サイトで確認してください。

ただ関西の主要インターの学費感として整理すると、OISは関西エリアで最も高額な部類に位置します。大阪エリアの学費帯を比較すると、OWIS大阪が年間150〜170万円台、大阪YMCA国際専門学校が170万円台、OISが220万円超という構造になっています。神戸の新設校NLCS Kobeが年間280〜310万円(Grade別)であることを考えると、NLCS Kobeよりは安く、OWIS大阪よりは高い──というポジションです。

学費以外にかかる費用

授業料とは別に、入学時には登録料施設費が別途かかります。また、スクールバス・給食・課外活動の費用も授業料に含まれないケースが多いため、年間の実質的な出費はさらに上乗せになります。具体的な金額は年度によって変わるため、最新情報は必ず学校に直接確認することをおすすめします。

なお、関西学院大学への内部進学制度が存在するため、「高額な学費を払ってIBを取得し、そのまま関西学院大学に進む」というルートも選択肢のひとつ。日本の大学受験を視野に入れている家庭にとっては、費用対効果を考える上で重要な情報です。

カリキュラム──IB一貫教育の中身と「Two Schools Together」の強み

OISが他の関西インターと決定的に違うのは、「日本でIBの3プログラムすべてを最初に導入した学校」という圧倒的な蓄積です。IBは単に認定を取れば終わりではなく、教員の質・カリキュラム運営・評価体制など、年を重ねるごとに洗練されていくもの。1991年から積み上げてきた30年以上の経験値は、新設IBスクールには簡単に真似できません。

ここでは学部ごとに教育内容の特徴を見ていきましょう。

幼児部〜小学部(PYP):探究と遊びを軸にした幼少期教育

幼児部では4歳児(KA)と5歳児(KB)が混合クラスで学びます。担当教師1名+アシスタント2名という手厚い体制のもと、IB初等教育プログラム(PYP)に基づいた「子ども中心の探究型学習」を実施。言語・数学・科学・社会・芸術・体育に加え、スイミングや日本語の授業も含まれています。「遊びを通じた学習」を重視するアプローチは、暗記型の教育とは一線を画します。

小学部でもPYPをベースに、英語・数学・科学・社会・ICTを中心としたカリキュラムを展開。英語を母語としない生徒向けのEAL(English as an Additional Language)プログラムが用意されているため、英語が苦手な状態から入学するケースにも対応できます。日本語教育も「外国語としての日本語」という視点で提供されており、多言語環境での言語習得をサポートしています。

中等部(MYP):探究から「問いを立てる力」へ

中等部ではIBの中等教育プログラム(MYP)に移行し、より高度な探究学習が展開されます。単に知識を増やすのではなく、「問いを自分で立てて調査・検証し、まとめて発表する」というプロセスを繰り返すことで、思考の深さと表現力を同時に鍛えます。

MYP最終年次には、生徒が個人の興味に基づいて独自の研究プロジェクトを実施します。過去には「関西地域の多文化共生政策の比較研究」「AIを活用した高齢者支援システムの開発」「持続可能な都市交通システムの提案」といったプロジェクトが生まれており、テーマの幅広さと高校生離れした視点が印象的です。

また、この時期からSISとの合同授業・合同活動が本格化します。日本語カリキュラムで学ぶSIS生と英語カリキュラムで学ぶOIS生が一緒にオーケストラを演奏したり、スポーツチームを組んだりする経験は、純粋なインター環境では得られない「バイカルチュラル(二文化的)」な感覚を育てます。

高等部(DP):IBディプロマと圧倒的な取得率

高等部ではIBディプロマプログラム(DP)が中心となります。世界標準のIB資格を取得し、国内外の大学進学を目指すステージです。OISのIBディプロマ取得率は創設以来96%。世界標準が80%とされる中、20ポイント近く上回る数字を継続して維持しているのは、単年の好成績ではなく組織的な教育水準の高さを示しています。

OISの最新トピック

OISの2025年卒業生(Class of 2025)について、公開された学校のプロファイルから気になるデータを紹介します。

2025年の卒業生は25名で、9カ国の国籍を持つ多国籍コホートでした。全員が多言語話者で、卒業後は全員が大学進学を予定。注目すべきは、IBDPの受験者のうち20%が40点以上を獲得したという点です。IBDPの最高点は45点で、40点以上は世界の受験者のうち上位8%に位置するハイスコア帯。つまり卒業生の5人に1人が世界のトップ8%レベルのスコアを出しているということです。

さらに2024年データとして、DP受験者の24%が「バイリンガルディプロマ」を取得。バイリンガルディプロマとは、2言語でIBの科目を履修・合格した場合に付与される資格で、海外大学への出願でも強みになります。

進学先は国内ではICU(国際基督教大学)・早稲田大学・関西学院大学など、海外ではアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの大学が中心。一学年25名という少数精鋭の中で、これだけの多様な進学実績が出ているのはOISの教育力の高さを裏付けています。

口コミ・評判──保護者の声から見えてくるOISのリアル

説明会や保護者コミュニティから聞こえてくる声を整理すると、OISへの評価は総じて「教育の質への信頼感が高い」というものが多いです。ただ、すべてが絶賛ではなく、慎重に見ている声もあります。

よく聞かれるポジティブな声

「IBの取得率96%という実績が安心感につながっている」という声は多く聞かれます。新設校と違って卒業生の進学先が明確で、「この学校に通わせると将来こうなる」というイメージを持ちやすい点が、長年OISが選ばれ続けている理由のひとつでしょう。

また「SIS(千里国際)との合同活動が子どもにとっていい刺激になっている」という声もよく出てきます。完全な英語環境のインターに閉じることなく、日本語を使う帰国生とも日常的に関わることで、「グローバルな環境で日本語も大事にする」という感覚が自然と育まれているようです。給食のアレルギー対応・宗教的配慮・ベジタリアン対応が充実していることを評価する声も多く、多国籍の家庭が安心して通わせられる環境面の整備が評価されています。

一方で聞こえてくる慎重な声

学費の高さについては「大阪エリアでは最高額なので、費用対効果をよく考える必要がある」という声も。また箕面市という立地から「都心から通うと電車での移動がそれなりにかかる」という点を気にする保護者もいます。「定員280名と規模が小さいため、入学のタイミングによっては空きがない学年もある」という情報も見られます。希望学年に入れるかは早めに確認する必要があります。

編集部の一言

関西でIBが取れるインターを探しているなら、OISは最有力候補のひとつです。特に「IB取得率96%・30年以上の継続実績・毎年40点超えを出す教育力」という数字の重みは、新設校には出せないアドバンテージです。

ただし、比較せずに選ぶのは勿体無いかもしれません。たとえばNLCS Kobeは英国本校IBスコア英国1位というブランドと2028年のボーディングスクール開設という将来性を持ち、OWIS大阪は年間150〜170万円台という学費の手頃さと探究型IB教育を強みにしています。

OISが最適解になるのは、「IBの長期実績・進学サポートの充実・バイカルチュラルなキャンパス環境」を重視し、かつ箕面というロケーションが許容できるご家庭ではないでしょうか。関西エリアで「実績で選ぶなら」という判断軸があるなら、OISはその答えに最も近い学校だと思います。

おわりに

今回は関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)の学費・カリキュラム・最新の進学データ・口コミ・他校との比較までまとめてお届けしました。

OISのようにIBの長い実績を持つ学校は、子どもが卒業するまでの道筋がある程度描きやすいのが大きな安心感につながります。まずは公式サイトのスクール見学やオープンキャンパスに参加して、学校の雰囲気を肌で感じてみてください。

皆さんのスクール選びのお役に立てれば嬉しいです!