【2024年度最新版】インターナショナルスクールを卒業したあとの進路とは?

インターナショナルスクール
こんな人向けの記事です
  • インターナショナルスクールを卒業した後はどのような道に進む人が多いのかな?
  • スクールを卒業するためにはどうすればいいのかな?

圧倒的な英語力国際感覚、多様性などを身につけることができるとして、インターナショナルスクールの人気が近年上昇傾向にあります。

ただ、卒業後にはどのような道に子どもを進ませれば良いのかわからない方も多いと思います。

そこで今回は、インターナショナルスクールを卒業した後の進路にはどのようなものがあるのか、具体例を含めながら解説していきます。

インターナショナルスクールとは

そもそもインターナショナルスクールとはどのような施設なのでしょうか?

インターナショナルスクールとはもともと、日本に住んでいる外国籍の子どものために作られたスクールです。

ですが、最近ではインターナショナルスクールでは国際的なカリキュラムや教育方針を採用し、多角的な環境で学ぶことができるとして、日本人だけど通わせたいと考える親も増えてきています。

それに伴い外国籍の子どもだけでなく、日本人でも入学できる学校も増加しています。

インターナショナルスクールの特徴

インターナショナルスクールにはどのような特徴があるのでしょうか?

大きな特徴を3つ挙げます。

  • 日常生活が英語
  • さまざまな国籍の子どもたちがいる
  • 高額な学費

インターナショナルスクールでは授業を含めた日常生活の全てが英語で話されます。

幼少期の頃から、「使える英語」に触れることで、英語力だけでなくコミュニケーション能力も養うことができます。

また、インターナショナルスクールには欧米諸国やアジア諸国、オーストラリアなどさまざまな国から子どもが集まります。

そのため、多様性の感性や国際感覚を身につけることができます。そのような感性を幼少期のうちから身につけることで、グローバルな人材として成長が期待できるでしょう。

学費が高額なのも、インターナショナルスクールの大きな特徴の一つです。

一般的に学費の相場は150万円〜300万円と言われています。

公立私立インター
小学校約30万円約150万円約200万円
中学校約48万円約130万円約200万円
高校約46万円約105万円約200万円
※年間額総額の相場です

小学校・中学校・高校ともにインターナショナルスクールの学費が公立校・私立校を上回っています。そのため継続的にインターナショナルスクールに通わせるにはある程度の経済力が必要になるでしょう。

卒業後の進路

では、インターナショナルスクールを卒業した後はどのような道に進む生徒が多いのでしょうか?

主な選択肢を見ていきましょう。

  • 海外大学への進学する
  • 日本の大学へ進学する
  • ギャップイヤーを選択する
  • 就職する
  • 起業する

それぞれ解説していきます。

海外大学への進学する

多くのインターナショナルスクールの卒業生は、海外の大学へ進学します。国際バカロレア(IB)やアメリカのAP(Advanced Placement)コースを履修している場合、これらの資格は世界中の大学で認知されており、特にアメリカのハーバード大学やスタンフォード大学、イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学など世界上位の大学に進学する生徒も多数います。海外大学は、多文化環境での学びや研究の機会が多く、グローバルなキャリアを目指すためのステップとして非常に有利です。

インターナショナルスクールは海外の扉を開きやすくなります。国際バカロレア(国際的に通用する大学入学資格)認定を受けているインターナショナルスクールでは高校卒業と共に国際バカロレア資格も与えられます。そのためこの資格を持っている生徒のうち、8割以上が海外大学に進学します。

日本の大学へ進学する

通おうとしているスクールが「一条校」(学校教育法第一条に規定する学校)に認定されていない場合、たとえ高校を3年間通ったとしても高校卒業資格を得ることができない場合があります。

ただ、最近ではIB資格を持っていれば日本の大学(上智大学や筑波大学など)でも入学試験を受けることができる学校もあります。

ギャップイヤーを選択する

ギャップイヤーを選択する卒業生もいます。これは、大学進学前の一年間を利用して、ボランティア活動やインターンシップ、旅行などの経験を積む期間です。

ギャップイヤーは、自己理解を深め、将来のキャリア選択に役立つ貴重な時間となります。

就職する

一部の卒業生は、すぐに就職活動を行い、仕事に就くことを選びます。

インターナショナルスクールで培った多文化理解や語学力は、グローバル企業や国際機関でのキャリアにおいて大きな強みとなります。特に、国際的なビジネス、NGO、政府機関などでの就職が多いです。

起業する

また、一部の卒業生は自ら起業する道を選びます。国際的な視点と創造的な思考を養ってきたため、新しいビジネスアイデアを実現するためにスタートアップを立ち上げることがよくあります。

インターナショナルスクールでの教育は、リーダーシップや問題解決能力を高め、起業家精神を育むのに適しているのです。

インターナショナルスクールを卒業するためには?

それではインターナショナルスクールを卒業するためにはどうすればいいのでしょうか?

  • カリキュラムを修了する
  • 単位を取得する

それぞれ解説します

カリキュラムを修了する

インターナショナルスクールを卒業するためには、学校が提供するカリキュラムを修了することが必要です。多くのインターナショナルスクールでは、国際バカロレア(IB)やアメリカのAdvanced Placement(AP)コース、ケンブリッジ国際教育などの国際的に認められたカリキュラムを採用しています。これらのプログラムは、高い学力基準を持ち、学生にさまざまな知識とスキルをレクチャーします。

例えば、あるスクールでは国際バカロレア(IB)プログラムの場合、学生は以下の要件を満たす必要があります:

  • 6つの主要科目群からそれぞれ1科目を選択
  • 延べ45点満点中、24点以上を取得する
  • 副次的な課題(論文、課外活動、知識論など)を完了する

単位を取得する

卒業には、特定の数の単位を取得することが求められます。単位は、各教科の授業を履修し、試験やプロジェクト、課題などを通じて評価されます。

主要科目としては、英語、数学、科学、社会科学、外国語などが含まれます。また、選択科目や芸術、体育なども含まれ、総合的に単位を取ることが必要になります。

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