「都内のインターは学費が高いと聞くけれど、神奈川・埼玉・千葉なら安くなるの?」
「一都三県で学費が安い学校をまとめて比較したい」
「プリスクールと小学生以降で、学費の考え方は違うの?」
こうした疑問を持つ保護者の方に向けて、この記事では東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県(一都三県)の中から、学費が比較的抑えられているインターナショナルスクール・インターナショナルプリスクールを比較します。
一都三県のインター学費は、年間150万〜300万円台が中心的なゾーンです。ただしその中にも、年間60万〜130万円台に収まる学校が複数あります。学費は学校ごとに公開度合いが異なり、変更される可能性もある情報です。この記事では、学校公式サイトで確認できた金額と、第三者サイト経由で学校側への最新確認が必要な金額を分けて明記します。実際に検討する際は、各校の最新の公式情報を必ず確認してください。
一都三県のインター学費相場と、学費の内訳の考え方
「インターナショナルスクール」という名称に法的な定義はありません。学校教育法上の「一条校」(幕張インターナショナルスクールなど一部の学校)、無認可の各種教育施設まで、運営形態は学校ごとに異なります。認可区分によって補助制度の対象範囲も変わるため、気になる学校があれば運営形態も確認しておくと安心です。
学費の内訳にも学校ごとに差があります。入学金・授業料に加え、施設費・教材費・給食費・スクールバス代が別立てで請求されるケースが一般的です。年間の総費用を比較する際は、授業料だけでなく諸費用も含めた金額で見る必要があります。
なぜ都県・学校によって学費に差が出るのか
学費の差が生まれる主な要因は、カリキュラム・立地・対象年齢の3つです。IB(国際バカロレア)やケンブリッジ国際教育機構の認定を受けた学校は、認定の維持や専門教員の確保にコストがかかります。そのため学費が高めになりやすい傾向があります。反対に、英語保育を中心とするプリスクールや、国際認定を取得していない学校は学費を抑えやすい構造にあります。
立地による差もあります。都心部の大規模校は施設費が学費に反映されやすい一方、郊外の学校は同水準の教育内容でも学費が抑えられている場合があります。対象年齢によっても案内の仕方が異なります。未就学児中心のプリスクールは月謝ベース、小学生以上は年間授業料ベースで案内されることが多く、単純な金額の大小だけでは比較しにくい点にも注意が必要です。
比較:一都三県で学費が比較的抑えられているインター・プリスクール
以下は、各校の公式サイトや第三者サイトで確認できた範囲の学費情報です(2026年9月確認)。第三者サイト経由の情報は学校側の最新確認が取れていないため、金額が変わっている可能性があります。
| 都県 | スクール名(所在地) | 対象 | 学費の目安 | 情報源・確認状況 |
|---|---|---|---|---|
| 東京都 | 目白インターナショナルスクール初等部(新宿区) | 小学生 | 入学時21万円(出願料1万円+入学金10万円+施設拡張費10万円)+年間110万円(授業料87万円+施設管理費13万円+教材費10万円) | 学校公式サイトで確認 |
| 東京都 | キャメロットインターナショナルスクール(板橋区) | 小学生(初等部) | 入学時約38万円(出願料2万円+入学金35万円+制服代1万〜1.5万円)+年間130万円(授業料・建物費115万円+資源費15万円) | 学校公式サイトで確認(2026-2027年度)。学費は年度によって改定されることがあり、当サイトの別記事「【東京都】学費の安いインターナショナルスクール9選!(中編)」では異なる年度の金額(初等部年間約81万円)を掲載しています。最新の金額は学校公式サイトでご確認ください |
| 神奈川県 | インディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン横浜校(横浜市緑区) | 幼稚園〜10年生は年60万円、11年生は年70万円 | 登録料1万円+緊急対応・保険料5千円(入学時)。スクールバスは別途、片道9万〜12万円/往復15万〜20万円(年間) | 学校公式サイトで確認(2026-2027年度) |
| 埼玉県 | LoV(Lily of the Valley)クリスチャン・インターナショナルスクール(戸田市・保育園幼稚園部門) | 未就学児 | 入園料10万円+年間諸経費5万円+メンテナンス費10万円(初回一時金計25万円)+週2〜5日コースで月謝4.5万〜7.5万円 | 第三者サイト(Preschool Park)で確認。小学部の学費で情報源間の食い違いが確認されているため(下段参照)、この金額も学校側への最新確認を強く推奨する |
| 埼玉県 | 同校(小学部) | 小学生 | 入学金30万円+年間諸経費10万円+メンテナンス費(建物設備費)10万円+授業料 年102万〜110.4万円(月払いは月8.5万〜9.2万円)。制服代は、一方の情報源のみ「約30万円」と記載されており、もう一方には記載がない | 第三者サイト2件で数値が食い違う。Preschool Park:授業料年一括110.4万円(月払9.2万円)、制服代の記載なし。nijinglobal.academy:授業料年102万円(月払8.5万円)、制服代約30万円の記載あり。学校公式サイト(lovinternationalschool.com)はHTTP 403で直接確認できず、どちらが現行の正確な金額か判断できない |
| 千葉県 | リトルガーデンインターナショナルスクール(おゆみ野校の例。千葉市緑区、県内に複数拠点あり) | 未就学児 | 入園金7万円(千葉市外在住の場合)+インターコース週5日で月謝6.4万〜6.6万円程度(施設費・教材費が別途月4,300円、給食費が別途月最大6,000円、バス利用時は月8,600円) | 第三者サイト(Preschool Park)で確認。拠点により金額が異なるため学校側の最新確認が必要 |
| 千葉県 | 参考:幕張インターナショナルスクール(千葉市美浜区・一条校) | 幼稚園〜小学生 | 入学金20万円+施設協力費40万円(初回一時金)+年間138万円(幼稚園)〜174万円(小学校) | 学校公式サイトで確認(2024年3月付資料が最新。最新版は要問い合わせ) |
キャメロットインターナショナルスクールとLoVクリスチャン・インターナショナルスクールについては、上記の通り情報源によって金額の見え方が異なります。キャメロットは学校公式サイトを直接確認しているため金額自体は正確ですが、学費は年度によって改定されるため、サイト内の別記事に古い年度の金額が残っている場合があります。LoVは学校公式サイトに直接アクセスできず、参照した第三者サイト2件の間で授業料・制服代の記載が食い違っています。いずれも表中の金額は目安としてとらえ、正式な金額は学校に直接お問い合わせください。
表からは、未就学児向けのプリスクール部門であれば都県による学費の差はそれほど大きくないことが分かります。一方、小学生以上を対象とする通学型のスクールでは差が目立ちます。神奈川県のインディア・インターナショナル・スクール横浜校は、年間60万円台と一都三県の中でも際立って抑えられています。目白・キャメロット・LoVの小学部はいずれも年間100万円台〜130万円台に収まります(LoVは情報源により102万〜110万円台と幅があります)。幕張インターナショナルスクールのように、一条校としての位置づけがある学校はやや高めの水準です。
GIIS東京(江戸川区、複数キャンパス)も学費が比較的安いインド系スクールとして知られています。ただし本記事の執筆時点では学校公式の学費ページに直接アクセスできませんでした。第三者データベースでは学期ごとに29万〜63万円程度という情報があり、年換算での幅がかなり広く出ています。学校公式サイト(globalindianschool.org/jp/tokyo/admissions/fees/)で最新の金額を確認することをおすすめします。
学費以外に知っておきたいメリット・デメリット
メリット
- 一都三県の中でも、都心から離れた立地の学校ほど学費を抑えやすい傾向がある
- 未就学児向けのプリスクールは、幼児教育・保育の無償化の対象になり得る施設もある
- カリキュラムの認定有無によって費用感が変わるため、目的に応じた選択肢の幅が広い
デメリット・注意点
- 学費が抑えられた学校は、IB・ケンブリッジなどの国際認定を取得していないケースが多い。進学実績や卒業後の資格は学校ごとに確認したい
- スクールバスの運行範囲が限定的な学校もある。通学圏によっては、別途費用や通学手段の検討が必要になる
- 学費を公式サイトで公開していない学校もある。比較には個別の問い合わせが欠かせない
学校選びで確認しておきたいポイント
- 総額で比較する:授業料だけでなく、施設費・教材費・給食費・バス代を含めた年間総額で比較しましょう。
- 認可区分とカリキュラムを確認する:一条校か各種学校か、IB・ケンブリッジ等の認定の有無によって、学費だけでなく卒業後の進路の選択肢も変わります。
- 複数の情報源を突き合わせる:学校が学費を公式サイトで公開していない場合、当サイトを含む第三者サイトの情報が頼りになりますが、サイトによって金額の記載が異なることがあります(本記事のLoVクリスチャン・インターナショナルスクールの例を参照)。可能であれば、最終的には学校に直接確認しましょう。
- 無償化制度の対象か確認する:3〜5歳児で「保育の必要性の認定」を受けている場合、認可外保育施設等の利用料は月額3.7万円(2026年9月時点)まで無償化の対象になることがあります。2026年10月利用分からは上限額が月額4.03万円に引き上げられる予定と報じられています(こども家庭庁の制度概要・報道より)。対象になるかどうかは施設の届出状況によって異なるため、施設とお住まいの自治体の窓口の両方に確認しましょう。
- 募集時期・在籍状況を確認する:学校によって募集時期や空き状況は異なります。見学の可否も含めて事前に問い合わせることをおすすめします。
まとめ
一都三県のインターナショナルスクール・プリスクールは、年間150万〜300万円台が学費の中心です。その中でも、神奈川県のインディア・インターナショナル・スクール横浜校(年間60万円台)をはじめ、東京都の目白インターナショナルスクール、埼玉県のLoVクリスチャン・インターナショナルスクール、千葉県のリトルガーデンインターナショナルスクールなど、年間60万〜130万円台に収まる選択肢も確認できました。学費の差は、カリキュラムの認定有無や立地、対象年齢によって生じます。
ただし、学費は学校の年度改定や情報源によって記載が異なることがあります。キャメロットインターナショナルスクールやLoVクリスチャン・インターナショナルスクールのように、参照する情報源によって金額の見え方が変わるケースもあるため、この記事の比較表はあくまで目安としてとらえてください。気になる学校が見つかったら、公式サイトや学校説明会で最新の金額を直接確認することをおすすめします。
当サイトは全国47都道府県のインターナショナルスクール・プリスクール情報を掲載しており、学費帯・地域から検索できるデータベースを備えています。一都三県それぞれの学校を個別にもっと知りたい方は、都県別記事やスクール検索機能もあわせてご覧ください。
一都三県のインター学費に関するよくある質問
Q1. 一都三県で最も学費が安いインターナショナルスクールはどこですか?
本記事で確認した範囲では、神奈川県のインディア・インターナショナル・スクール・イン・ジャパン横浜校が年間60万円台と、通学型のスクールの中では際立って抑えられています。ただし、同校はスクールバスを利用する場合に片道9万〜12万円(往復15万〜20万円、年間)の追加費用がかかります。通学圏によっては、バス代を含めた総額で見ると他校との差が縮まる可能性がある点に注意してください。対象学年やカリキュラムも学校ごとに異なるため、授業料の金額だけで単純に比較しないことをおすすめします。
Q2. 東京都以外(神奈川・埼玉・千葉)の方が学費は安くなりますか?
一概には言えません。今回確認した範囲では、神奈川県のIISJ横浜校のように都内の学校より明確に安いケースがある一方、千葉県の幕張インターナショナルスクールのように一条校として比較的高めの学費を設定している学校もあります。都県による違いよりも、カリキュラムの認定有無や立地による差の方が大きく出る場合があります。
Q3. 未就学児のプリスクールと、小学生以上のインターナショナルスクールでは学費の考え方が違いますか?
はい、違います。プリスクールは月謝ベースで案内されることが多く、無償化制度の対象になる場合もあります。小学生以上を対象とする通学型のスクールは、年間授業料に施設費・教材費などが加わる構成が一般的です。金額の桁も大きくなる傾向があります。単純な月額換算ではなく、対象年齢ごとの構成を踏まえて比較することをおすすめします。
Q4. 学費が抑えられている学校は、教育の質も低いということでしょうか?
そうとは限りません。学費の差は、IB・ケンブリッジ等の国際認定の有無や施設規模、立地による部分が大きく影響します。認定を持たない学校でも、独自の教育方針で評価されているケースがあります。学費だけでなくカリキュラムの内容や卒業後の進路実績もあわせて確認することをおすすめします。
Q5. 幼児教育・保育の無償化は、この記事で紹介したプリスクールにも使えますか?
対象になるかどうかは、施設が「認可外保育施設に対する指導監督基準」を満たし、お住まいの自治体に届出を行っているかどうかによって決まります。多くの施設はホームページや入園案内に無償化対象である旨を明記していますが、記載がない場合や分かりにくい場合もあります。その際は、施設に「無償化の届出をしているか」を確認したうえで、お住まいの自治体の窓口にも対象になるかどうかを問い合わせると、二重の確認ができて確実です。




