インターナショナルスクールから海外進学はいくらかかる?留学準備費用まで含めた総コスト試算

インターナショナルスクール
こんな人向けの記事です
  • インターナショナルスクールに通わせたら、その先の留学ってどれくらいお金がかかるんだろう
  • 海外進学って、学費以外の準備費用も相当必要そう


「途中で想定外の出費が出てきたらどうしよう」「インター経由の進路、気になるけど現実的なのかな」

インターナショナルスクールを検討している親御さんの多くが、こんな不安を一度は感じています。英語環境や教育内容には魅力を感じる一方で、その先にある海外進学まで含めて考えると、費用面が一気に現実味を帯びてくるからです。

特に悩ましいのは、インターナショナルスクールの学費だけで終わらない点です。海外進学を視野に入れる場合、在学中の教育費に加えて、留学準備費用や出願関連費用、渡航前後の初期コストなど、段階ごとにお金が動きます。ひとつひとつは把握できても、全体像として考える機会は意外と少ないかもしれません。

ここでは、インターナショナルスクールから海外進学を目指す場合に、どんなルートがあり、どの段階でどんな費用が発生しやすいのかを整理していきます。あくまで目安の試算ですが、早い段階で費用感を知っておくことで、進路選択を考えやすくなります。

インターナショナルスクール経由の海外進学はどんなルートか

インターナショナルスクールから海外進学を目指すルートは、ひとつに決まっているわけではありません。ただ、いくつかの共通した流れがあり、それを知っておくだけでもイメージしやすくなります。

インターから海外進学を目指す家庭が増えている理由

近年、インターナショナルスクールを経由して海外の高校や大学に進学する家庭は増えています。その背景には、英語で学ぶ環境に早くから慣れることで、進学時の選択肢が広がるという考え方があります。

海外大学の出願では、英語力だけでなく、授業への参加姿勢や課外活動、エッセイなどが評価されます。インターナショナルスクールの教育スタイルは、こうした要素と相性が良く、結果的に海外進学につながりやすいと感じる家庭も多いようです。

国内進学と何が違うのか

国内進学と大きく違うのは、準備のタイミングと費用の出方です。日本の大学進学では、受験期に費用が集中しやすい一方、海外進学の場合は、数年かけて少しずつ準備費用が積み重なっていきます。

英語試験の受験料、出願関連費用、カウンセリング費用などが段階的に発生し、気づいたら総額が大きくなっている、というケースもあります。そのため、学費とは別に、留学準備にどれくらいかかるのかを切り分けて考えることが重要になります。

早い段階で費用感を知る意味

まだ先の話だから、と費用の話を後回しにしてしまうと、選択肢が狭まってしまうことがあります。逆に、早い段階で大まかなコスト感を知っておくと、無理のないペースで準備を進めることができます。

費用を知ることは、進路を諦めるためではなく、現実的な計画を立てるための材料です。インターナショナルスクール経由の海外進学は、決して特別な家庭だけの選択肢ではありませんが、準備なしに進めるのは難しいルートでもあります。

インターナショナルスクール在学中にかかる主な教育費

インターナショナルスクール経由で海外進学を考える場合、まず現実的に向き合うことになるのが在学中の教育費です。ここでの費用感を把握しておくと、その先に続く留学準備費用とのバランスも考えやすくなります。

学費と年間に必要な基本コスト

インターナショナルスクールの学費は、学校や学年によって差はありますが、年間200万円〜350万円前後がひとつの目安になります。幼児期は比較的抑えめでも、小学校高学年から中学・高校にかけて徐々に上がっていくケースが多く見られます。

この学費には授業料が含まれますが、それだけで完結することは少なく、施設維持費や教材費、IT関連費用などが別途必要になる学校もあります。結果として、学費に付随する基本コストだけで、年間数十万円が上乗せされることも珍しくありません。

インター特有の追加費用

インターナショナルスクールならではの出費として挙げられるのが、課外活動や校外学習に関する費用です。海外研修やフィールドトリップ、スポーツプログラムなどは、教育の一環として位置づけられている一方で、参加費用が別途かかる場合があります。

また、スクールバスの利用料や給食費、制服代なども学校によって差があり、年間で見ると意外とまとまった金額になります。こうした費用は、入学前には細かく意識されにくいものの、在学が始まると継続的に発生します。

学年が上がるほど増えやすい出費

学年が上がるにつれて増えやすいのが、進路を意識した学習関連の費用です。高校段階になると、進学を見据えた試験対策や特別講座、課外活動への参加が増え、それに伴って出費も増加しやすくなります。

特に海外進学を視野に入れる場合、英語力の維持やアカデミックな表現力を高めるための追加サポートを検討する家庭もあります。こうした選択は必須ではありませんが、進路の幅を広げたいと考えるほど、教育費は段階的に積み上がっていく傾向があります。

海外進学に向けた留学準備費用の内訳

インターナショナルスクールに通っているからといって、海外進学の準備がすべて自動的に整うわけではありません。実際には、在学中の学費とは別に、進学準備のための費用が段階的に発生します。この部分を把握していないと、後半になって家計に負担が集中してしまうことがあります。

英語試験・出願準備にかかる費用

海外の高校や大学を目指す場合、英語力を証明する試験の受験が必要になります。代表的なものでは、IELTSやTOEFLなどがあり、1回あたりの受験料は2万円〜3万円前後が目安です。多くの学生が1回で終わらず、複数回受験するケースもあるため、トータルでは数万円から十数万円になることもあります。

また、出願時にはエッセイの作成や書類提出が必要になります。学校によっては、成績表や推薦状の準備、翻訳が必要になる場合もあり、外部に依頼するとその分の費用がかかります。こうした出願準備に関わるコストは、数万円から数十万円と幅があります。

カウンセリング・サポート費用

海外進学をサポートするカウンセリングサービスを利用する家庭も少なくありません。進学先の選定から出願戦略、書類準備のサポートまで内容はさまざまですが、費用は数十万円〜100万円以上と、比較的大きな金額になることがあります。

もちろん、必ずしも外部サポートが必要というわけではありません。ただ、情報収集や手続きをすべて家庭で行うのが難しいと感じる場合、こうしたサービスが選択肢になることもあります。この費用は、進路への安心感と引き換えに支払うものと考える家庭が多いようです。

渡航前に必要な初期費用

進学先が決まると、いよいよ渡航に向けた準備が始まります。航空券代、ビザ申請費用、海外保険、現地での初期生活費などが一気に必要になります。渡航先や滞在形態によって差はありますが、初期費用として数十万円から100万円以上を見込んでおく家庭もあります。

この段階の出費は短期間に集中しやすいため、事前に準備しておかないと負担を感じやすくなります。留学準備費用は、学費とは別枠で積み立てておくと、気持ちの余裕が生まれます。

インター経由海外進学コストの試算イメージ

ここまで見てきた内容を踏まえて、インターナショナルスクールから海外進学を目指した場合のコストを、あくまで一例として整理してみます。実際の金額は学校や進学先によって変わりますが、全体像をつかむ参考にはなります。

中学からインターナショナルスクールに通った場合

中学段階からインターナショナルスクールに通い、そのまま海外大学進学を目指すケースでは、在学期間が長くなる分、教育費も積み上がります。
学費を年間250万円と仮定すると、6年間で約1500万円。ここに、教材費や課外活動費などを含めると、在学中だけで1600万円前後になることもあります。

さらに、留学準備費用として、英語試験や出願準備、カウンセリング、渡航前の初期費用などを合計すると、200万円〜400万円程度を見込む家庭もあります。結果として、インター在学から海外進学までを通したコストは、1800万円〜2000万円超になる可能性もあります。

高校からインターナショナルスクールに通った場合

高校からインターナショナルスクールに編入するケースでは、在学期間が短くなる分、学費の総額は抑えられます。年間300万円の学費で3年間通った場合、学費だけで約900万円前後。そこに付随費用を加えて、在学中のコストは1000万円前後になることが多いです。

一方で、海外進学準備は高校在学中に集中しやすく、英語試験や出願関連費用、サポート費用が一気に発生します。そのため、留学準備費用として200万円〜300万円程度を想定する家庭もあります。トータルでは、1200万円〜1300万円前後がひとつの目安になります。

想定外になりやすいコスト

試算の中で見落とされがちなのが、為替の影響や進学先変更による追加費用です。円安の影響で、試験料や出願料、渡航費が想定より高くなることもあります。また、当初予定していなかった学校への追加出願や、ギャップイヤーを選ぶことで、費用が増えるケースもあります。

こうした想定外を完全に防ぐことは難しいですが、余裕を持った試算をしておくことで、気持ちの負担を減らすことはできます。

まとめ

インターナショナルスクール経由で海外進学を目指す場合、学費だけでなく、留学準備費用や渡航前後の初期コストまで含めた長期的な視点が欠かせません。金額だけを見ると大きく感じるかもしれませんが、段階ごとに整理していくと、少しずつ現実的に考えられるようになります。

費用を知ることは、進路を諦めるためではなく、選択肢を冷静に持ち続けるための準備です。早めに全体像を把握し、家庭に合ったペースで計画を立てることで、インターナショナルスクールという選択肢も、海外進学という進路も、無理のない形で検討しやすくなります。